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各界第一級の人材に 関西文化祭

1963.11.3 「会長講演集」第10巻

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1  関西の同志の皆さん、こんにちは。来年もぜひとも甲子園さんにお願いして、もっとも楽しく、もっと盛大なる関西の文化祭をともどもに開こうではありませんか。(拍手)
 よく初代会長牧口先生の指導をひかれて、指導部長が話しますが、それは、いてもいなくてもいい人間、どうしてもいてもらいたい人間、そして、いてもらってはならない人間、この三種類がかならずあるということであります。
 いま私どもは信心第一に、職場になっても、そしてまた社会にあっても、いずれの世界にあってもとうぜん学会内にあっても、いてもらわねばならない人、すなわち民衆から慕われ、信頼され、いかなる社会においても、職場においても、第一級の人材であるというのがわが学会人であると私は訴えたいのであります。(拍手)
 また同じ方程式として、過去の人、現在の人、未来をになって立つ人、また過去の思想、現在の思想、そしてまた未来を救いきっていける思想、また過去の政党、現在の政党、そしてまた未来を救いきっていける政党、このようなことは、かならず大自然の大法則の流転のごとくいかなる場合においても、あると私は思います。
 過去の政治家、現在の政治家、そしてまた未来の政治家もあります。いま一生懸命衆議院で戦っている人は、現在の政治家――現在の政治家といっても、ほとんどはもう過去の政治家に近いおじいさんが多いすけれども、また、キツネとたぬきの化かしあいであるとか、ともにケンカばかりやって、民衆からだれも信頼されないような現在の政治家は、どちらかといえば過去の政治家である、このように考えられます。
 過去の政党といえば、どうぜん保守党、現在の政党といえば、とうぜんそれは革新政党になるかもしれません。これもたいしたことはないらしいのです。
 どうしても未来の政党は、王仏冥合をめざし、そしてまた未来の政治家は、指導者は、妙法を護持したわが学会であり、公明会であり、私どもでなければならないと私は断言するのであります。(拍手)
 したがって、教団、団体にしても、過去の団体、現在の団体、そしてまた未来の団体に分けることができます。わが創価学会は、自己の幸福はもちろんのこと、日本民衆の救済、平和確立のために、どうしても、これからなくてはならない大使命をになった団体であるということを、はっきりと私どもは自覚して進んでいこうではありませんか。(拍手)
 どうか、さらにさらに団結を強めて、個人の幸福のためはもちろんのこと、不幸な人の味方とはなって、あらゆる三障四魔と戦って、やはり創価学会が日本の柱である、創価学会があったおかげで日本の国は救済された、世界の文化の大源泉は、やはり創価学会であったといわれるような、希望に燃えきった、力強い、勇敢なる前進をしきっていこうではありませんか。(拍手)

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