Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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あせらず堅実に 青年部員へ

1963.10.19 「会長講演集」第10巻

前後
1  どんなに苦しくても歯をくいしばってついていらっしゃい。私はその道を開いておきます。あとはぜんぶ、あなたがた青年部の石段を築いていきます。それは分がいいような話に聞こえるかもしれませんが、けっしてそうではありません。御本尊様に、学会にだまされたつもりでやりきっていきなさい。
 私も、御本尊様に、戸田先生に、ぜんぶこの身をまかせて今日の福運をつかんだのです。今度は青年部に大きい石段だけは築いてあげたい。何百人、何千人、何万人の戸田城聖先生が、池田大作がでてもらいたいのです。それが私のただ一つの念願です。
 どうかこのなかからも、大臣級、大科学者、大教育者、そしてまた、総理大臣もでるようになってもらいたい。それには、あせってはいけません。自分のなすべきことを、御本尊様に照らされて、きちっと一歩一歩、蓄積をしていく努力がなくてはいけません。それがほんとうの冥益であるし、それがほんとうの修行なのです。
 いまは、あんまり苦労をしないで、らくをしていこうという思想の世の中になっているのです。ですから、不安定な底の浅い人生であり、そういう日本の国になり、社会になってしまっているのです。悲しいことです。しかしもう大きく日本の国も、世界も変わってきています。
 だんだん学会の一念三千の力によって、日本の国はずうっと変わってきたことは感ずるでしょう。
 きのう、民音の発会式がありました。ずいぶん盛大でした。これだって、三年たてば世界的になることを私は知っているのです。そういうわけですから、苦しいことや、つらいことや、なにやかやとあると思いますけれども、私たちだってそういう段階をふんできたのです。
 どうかひとつ十年、そして二十年間、私とともに、歯を食いしばって、団結して、がんばってください。

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