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日蓮大聖人・池田大作

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偉材、続々いてよ 関西体育大会

1963.9.15 「会長講演集」第10巻

前後
1  たいへんに見事なる体育大会でございました。ただいまお話があたましたごとく、本日は中部ならびに九州でも、同じような大きさのグラウンドにおいて体育大会が開催されております。昨日は中国において、また先日は、北海道、四国ならびに東北方面の体育大会がございました。関西は、いちばんりっぱ体育大会であると思いますけけれども、ほかのほうの体育大会も、決して関西以下であるということはないと私は思いますから、負けないで、また慢心しないでがんばってください。(拍手)
 それで、私が申し上げたことは、このように純粋なるわこうどが、日蓮大聖人様の大生命哲学を奉持し、日本国じゅうに結集しきったというこの厳粛なる事実は、乱れきった日本の国に、やっと真実の黎明が、夜明けがやってきたということであると私は確信するものであります。(拍手)
 昨日の水泳大会においては、関西は見事に東京軍に敗北いたしました。私はきょうの体育大会を見せていただきまして、これだけ陸上競技に全力をあげてしまうならば、水泳のほうは負けるのはやむをえないだろう、そのように善意に解釈をいたしました。(笑い)そうしたら、だれかが「そんなことはない」と。「これだけ陸上競技がりっぱにできるのだから、水泳のほうも、もっと関西はできなければおかしい」と、そういうふうに、いっておりました。(笑い)
 とういことは、あくまでも体育をもって進んだと同様、車の両輪のごとく、私はまた全魂を打ち込んで教学をやっていただきたいということを申し上げたいのであります。また学会活動と仕事の関係、学会活動と家庭との関係等、すべて車の両輪のごとく、だれびとが見ても、すべてりっぱな信心即生活であるということが、大聖人様のおおせどおりの、りっぱな社会人として向上している青年でありるということであり、そのような模範を築ききっていただきたいのであります。(拍手)
 御法主上人猊下様も、終始ひじょうに感嘆されて、おほめのことばをくださいました。「見事な体育大会でありました」と、このように申しておりましたことを、お伝え申し上げておきます。(拍手)
 私は、もっとも正しい仏法を信奉した青年のつどい、民衆の団結、市民の結集、これ以上強いものは絶対にないと確信してやまないものであります。(拍手)
 どうか、信心第一に、あくまでも日本の幸福と、そしてまた安泰を願い、すなわち広宣流布をめざして、私どもはさらにさらに団結を強めて、不正と欺瞞と、また、われわれをバカにし、弾圧をしようという三障四魔に対しては、断固、二十年先をめざして、勇敢に前進しきっていこうではありませんか。(拍手)
 その第一歩として、願わくは、このなかから、関西健児のなかから、偉大なる大実業家、経済家が出ることはとうぜんであたますが、しっかり勉強し、苦労をし、そしてまた同志、後輩のめんどうをよくみて、ある人は偉大なる県知事にもなっていただきたい、市長にもなっていただきたい、県議会議員も市議会議員も何百人、何千人このなかから出ていただきたいことを、心から私は私は念願するものであります。(拍手)
 青年部を代表しまして、多繁のなかを長時間にわたり、わざわざご来臨をいただきました来賓の方々にお礼を申し上げ、最後に、御法主上人猊下に全員拍手をもってお礼を申し上げまして、私のあいさつといたします。(拍手)

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