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日蓮大聖人・池田大作

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地涌、各界に台頭 東西対抗水上競技大会

1963.9.14 「会長講演集」第10巻

前後
1  たいへんに、しばらくでございました。元気いっぱいのお姿を拝見しまして、私もひじょうに喜んでおります。本日はご苦労さまでございました。(拍手)
 勝ったほうの東軍勢は、うんと喜ぶことはとうぜんであります。また、負けたほうの西軍も喜ぶわけにはいきませんけれども、(拍手)負けぎわをさっぱりして、さきほどお話がありましたごとく、変毒為薬して、これからは東軍をうんと負かせてみせるという因果倶時になれば、それで私はりっぱであると思うのです。(拍手)
 猊下様はひじょうに喜んでくださいまして、ご慈悲深い猊下様であられますゆえに、勝ったほうの東軍に拍手を送るよりも、負けたほうの西軍におおく拍手を送られていたような気がいたします。(拍手)私はどちらに拍手を送っていいか、所属不明でありますもので、(笑い)初めから終わりまで、ただすわっていた状態でありますから、不公平ではないということを、この席上で申し上げておきます。(拍手)
 明日は体育大会になりますが、青年部長いわく「東京においても、また関西においても、各地方ごとの体育大会においても、このたびの選手は、約半数が国体のほうに関係のある選手であった」と、「本日か明日が国体であって、ずいぶんそちらのほうに行ってしまった」と、こういう話を承りましたが、スポーツ界においても、政界においても、教育界においても、または芸術界においても、あらゆる点で大御本尊様を受持した地涌の菩薩が台頭しております。
 柏原先生もさきほど私の後ろで「最近は日本の水泳がひじょうに衰えてきた。みっともなくてしょうがない。ただし、きょうのこの水泳大会を見て、かならずや、大御本尊様をたもったその選手が、世界選手権をめざし、世界第一の選手に、あらゆるスポーツにおいて成果をあげていくことはとうぜんであろう」といっておりましたけれども、私もそうであると確信するのであります。(拍手)
 これだけ、わが学会が前進していけば、とうせんやきもちをやかれたり、中傷されることはやむをえません。しかし、私どもはがっちりとスクラムを組んで、いかなる批判も、そしてまた、いかなる誹謗も、悪口罵詈も馬耳東風で、二十年先をしっかりみつめて「かならずや私ども青年の力で広宣流布を実現してみせる」「日本の国の安泰、幸福を成就してみせる」と、いままでわれわれを笑ったり、バカにしていた人々に、こうべを深くたれさせて「申しわけなかった」といわせきってみようではありませんか。(拍手)
 青年部のいよいよの成長と健康とを心から祈り、私のあいさつにいたします。
 最後に、わざわざお出ましをいただきました御法主上人猊下様に、一同、拍手をもってお礼を申し上げたいと思います。(拍手)

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