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東北健児よ立て 第4回東北体育大会

1963.9.8 「会長講演集」第10巻

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1  本日は東北の同志の皆さん方といっしょに、一日、楽しい、そして有意義な体育大会を送ることができまして、私は心から感謝申し上げ、心からお礼申し上げるしだいであります。ありがとうございました。(拍手)
 さきほど辻先生からもお話がありましたが、私どもの体育大会はおのおのが職場をもち、商売をかかえ、学校へ行き、または奥さん方は家庭をもち、家庭を守って、そのなかから、自分の費用で、時間のないところを夜おそくまで団結しあって、勝ち取った体育大会であります。
 したがって、私は、あらゆる体育大会のなかで、私どもの体育大会こそ真の「若人の祭典」であり、もっもと尊く美しい体育大会であると確信するものであります。(拍手)
 体育大会をいちばん最初にはじめたのは、戸田先生当時の私であります。その時に戸田先生は「わたかじ教えないことはよくやるな。もっもと教えたいことは、仏法の大哲理である。体育大会のほうもいいけれども、勉強のほうも一生懸命やりなさいよ」と、このように私にいわれました。
 とうぜん、大事なことは健康であります。体力であります。私もからだが弱くして、学校時代はかけ足はほとんどビリばかりでありました。皆さん方の速い姿を見て、ほんとうにうらやましい思いであります。もっともっと健康であり体力があるならば、いまの十倍、百倍の大闘争ができることも考えられるのであります。
 したがって体力をつけることは、あくまでも第一義としていただくことはとうぜんでありますが、恩師戸田先生がおおせられたとおりに、どうか色心不二の大仏法でありますゆえに、教学も全力をあげていただきたいのであります。
 体力を鍛え、そしてまた、これからの大指導者として育っていくために、全魂を打ち込んで勉強をしていただきたい。これをせつにお願い申し上げるしだいであります。(拍手)
 そこで、私は東北健児に心から願うことがあります。それは、王仏冥合への闘士、広宣流布への大指導者は、たくさん育っていただきたいことはとうぜんでありますが、どうかこのなかから、東北健児のなかから、真に日本の国を救いきれる内閣総理大臣も出ていただきたい、そしてまた大哲学者も、大教育学者も、また大科学者も、その半面、地道ではあれ、庶民の真実の味方となって、そして市民のなかに生きて、市民を、庶民を助けきっていける、そのような土性っ骨のある、民衆のなかの真の指導者もたくさん出していただきたい、このように私はさきほどから考えておりました。
 どうか、日本の国の安泰のため、そしてまた広宣流布のため、私をはじめ大幹部は、諸君が成長するまで、またりっぱな社会人となり、大指導者に育つまで、厳然と創価学会を守り、そしてまた三障四魔と戦いきっていく覚悟でございますから、そのあいだに、十年二十年、諸君が思う存分に成長して私の意志を継いで、私のバトンをしっかりと受け継いで、広宣流布を、日本国の絶対の平和を築ききっていただきたいことを、心からお祈り申し上げるしだいであります。
 最後に、来年度でき上がる秋田会館の落成式に、そしてまた第五回目の次の東北の体育大会に、かならずまいりますことをお約束申し上げ、私のあいさつといたします。(拍手)

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