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日蓮大聖人・池田大作

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責任もって広布の指揮を 新本部落成式

1963.9.10 「会長講演集」第10巻

前後
1  新本部の落成式にあたりまして、もったいなくも御法主上人猊下の御導師をたまわりましたことを、一同を代表しまして心から感謝申し上げます。(拍手)
 また、全宗門を代表しまして、柿沼総監をはじめ、多数の御僧侶の先生方の御臨席をたまわり、かつまた、ご遺族、そしてご多忙のなかをご来賓の方々をたくさんお迎え申し上げ、また、三百六十万世帯を代表した大幹部の皆さん方とともに、厳粛に落成式を終了できますことに対し、心からお礼申し上げるしだいでございます。ありがとうございました。(拍手)
 三十五年目に、やっと創価学会も本部らしい本部を建設することができました。ご存知のとおり、新本部には、猊下のおへやもございます。理事長室もあります。副理事長室もあります。そして、また、青年部の参謀室のへやもあります。女子部のへやも、婦人部の最高会議のへやも、大幹部のへやも、そして、また、支部長のへやもあります。
 まえの小さい文化局の建て物のほうには、学生部のへやも、そして、また、教育部のへやも、専門としておくようにしました。聖教新聞のほうはとうぜん聖教新聞の本社、潮出版、大白蓮華として、ぜんぶ、個々に思う存分に戦えるようにいたしました。
 どうか本日のこの本部落成を契機として、おのおののへやで、私に遠慮なく、責任をもち、化儀の広宣流布のために、そして、また令法久住のために、不幸の人の味方となって、民衆救済のために、おのおのがその部署において、堂々と指揮をとっていただきたいことを、心から念願するものでございます。(拍手)
 また、本部の落成式を契機として、ともに来年の大客殿落成を祝って、かつて牧口先生当時、そして、また戸田先生当時、信心弱くして退転し、いまは悔いて、臓悔して「もう一度なんとか復帰させてもらいたい、いっしょに広宣流布のために戦わしていただきたい」と、そういう人が何人かおります。そういう人々を、どうか暖かい心で、もう一回われわれのなかに入れてさしあげて、いっしょに最後のご奉公ができるように、めんどうをみてあげていただきたい。このことを申し上げておきます。
 また、これはさきほど猊下より漏れ承ったことでございますが、きょうの落成式を出発とし、来年の大客殿の落成をめざして、猊下のいままでのぜんぶのご説法を、収録なさることになりました。本山側から二名の委員の方、学会側から二名の委員の方が選ばれて、そして、りっぱな猊下のご本とさせていただいて、それをまだはっきりきまっておりませんけれども、だいたい班長以上全員にお祝いとしてくださる予定になっておりますもので、ご報告しておきます。(拍手)
 最後に、この建設にあたりまして、全魂を打ち込んで、見事な本部を造ってくださいました大成建設の本間社長に、厚くお礼申し上げまして、あいさつといたします。

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