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新時代建設の原動力 第5回北海道体育大会

1963.8.25 「会長講演集」第10巻

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1  北海道の同志の皆さん方の楽しい、そしてまた元気あふれるお姿を拝見いたしまして、私は心より喜んでおります。ありがとうございました。(拍手)
 皆さん方のなかには、会長といえば「体育大会でも、上のほうからゆうゆうと見ているらしい」と、ずいぶんうらやましいなとお思いになる方があるかもしれません。しかし、それを考えていただきたいのであります。ほんとうは、どれほど皆さん方のほうが、張り合いがあって楽しそうであるかということであります。私のほうが、皆さん方に対してうらやましいくらいなのです。
 ある人は駆け足をし、ある人は自分の総支部のほうを元気いっぱいに応援し、ある人は思う存分に競技を乱舞するわけです。私はどこに応援してよいのか、ただ上のほうでポカンとすわっているのが会長でありますから、皆さん方に対して「ああうらやましい。この力が次の時代の建設の原動力である」と、このようにじつは心のなかで思っておりました。
 どうか、私を追い抜いて、日本の安泰のために、平和のために、男子青年部が先駆を切って、育ちきっていただきたいことを、心の底から祈る気持ちでお願いするものであります。(拍手)
 わが創価学会が、日本の将来を決定していくことは、これは必然的であります。
 日本の国の柱であります。おごっていうのではなく、どうしても、日蓮大聖人様の弟子である私どもが、日本の幸福と平和を築く以外に、他に道はありませんし、これ以上の団体はありません。これは皆さん方が、また賢明なる人が考えるならば、だれびとも納得のできる、実証されている事実であります。
 その日本の柱であるといっても、まず皆さん方が、福運を積み、生命力豊かになり、そしてまた、経済闘争、生活闘争に勝ち抜いて、ひとりひとりが一家の勝利者に、一家の柱になっていただきたい。そしてまた、ひとりひとりが、社会の、その職場の勝利者であり、柱であっていただきたい。そのひとりひとりがはしらであり、勝利者になること自体が、とりもなおさず、わが日蓮正宗創価学会が日本の柱になることであると、私は確信するのであります。(拍手)
 どうか、健康に留意なされて、より以上に体力をつけ,そしてまた十二月には教学の試験がありますから、負けた方々は教学で第一等を取ると、こういう気持ちをもって進んでいただきたい。また青年部にかわりまして、長時間にわたって、わざわざ、ご観覧くださいましたご来賓の方々に深くお礼を申し上げるものでございます。
 また、この閉会式が終わりましたならば、グラウンドを一周させていただいて、私は駆け足もなにもしませんでしたから、せめて一周をさせていただいて、(笑い)皆さん方ひとりひとりの方々と、きょうの失礼のごあいさつにかえさせていただくつもりでございます。
 たいへんに長いあいだ、ご苦労さまでございました。(拍手)

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