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日蓮大聖人・池田大作

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都道府県会議員選を終わって 臨時本部幹部会

1963.4.18 「会長講演集」第9巻

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1  ほんとうに、このたびはご苦労さまでございました。
 勝ってカブトの緒をしめ、勝ったからといってけっしておごらず、ゆだんせず、また負けたからといって、けっして卑屈になってはいけません。広宣流布達成のその日まで、忍耐強く、仲良く前進していきましょう。
 当選を聞いたときに、私もとうぜんうれしい気持ちでいっぱいでありました。しかし、それよりも私は、王仏冥合の法戦に進んでおられる皆さん方が、大御本尊様から大なる功徳を受け幸福で勝利を得られることをなによりも喜びとするものであります。また、これからたくさんの議員が選出されてまいりますが、その奥さんに対して、私はひとこといっておきます。あくまでも学会員の皆さん方の熱意、ご支援によって主人が当選したのであります。その奥さんであるならば、当選した議員と同じ心で、あくまでも同志のために、民衆のために働ききっていただきたい。また慕われていただきたい。けっして虚栄に走ったり、怠惰になったり、皆さん方の心に反するような、おごりたかぶることがあっては絶対にいけないということを、この席で申し上げておきますから、これでいいでしょう。
 当選した王仏冥合への議員の方々は、どうか、同志ならびに社会の人々の期待にそうように、しっかり勉強もし、努力もして、大政治家に育っていただきたいことを、心から私は祈ってやみません。
 かつて創価学会が戸田先生の指揮のもとに、学会の再建を始め、そして前進に前進を重ねてきていた当時は、暴力宗教であるとか、やれ軍隊調であるとか、さまざまな批判をされてまいりました。しかし現在では、表面では批判をする人もおりますけれども、心のなかでは学会の力、日蓮正宗の厳然たる偉大さ、それに対してはどうしようもない姿であると私は確信しております。
 きのうも、ある評論家が公政連の議員の選出を予想して「宗教団体あたりから出た政治家になにができるか」というような暴言を吐いておりましたが、私は十年、二十年先には「絶対に公明会の議員でなければ、日本の国も、東京都も、県も市も、どうしようもない、しっかりお願いします」と、民衆が尊敬と信頼とを寄せてくることを、絶対の確信をもって私は申し上げるわけなのです。
 どうか信心第一に、また有意義に私どもは前進のコマを進めて、五月一日の幹部会に、元気いっぱい、楽しくお会いいたしたいと思います。きょうはゆっくり休んでください。ご苦労さまでございました。

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