Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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日本の国は盤石 1月度男子部幹部会

1963.1.7 「会長講演集」第9巻

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3  きのうは千駄ヶ谷の体育館で年いっぺんの立正佼成会の全国青年役員会があったそうであります。立正佼成会あたりを、いまうんぬんしたくありませんし、相対すること自体もいやな気持ちでありますが、世間の人は身延と、日蓮大聖人様・日興上人様のおつくりあそばされた富士大石寺とを同じように思っている人も多いし、立正佼成会と創価学会とを同じように思ったり、同じぐらいの勢力と思っている人も多いのです。無認識きわまりないことと思います。
 その佼成会の会合のようすを聞きました。三分の一ぐらいが男子で、あとの三分の一ぐらいが女子で、あとの三分の一ぐらいが老年だそうなのです。それで青年役員大会というわけです。役員大会でなくして、もう全国から結集させたのではないかと想像つきますが……。そのときに、会場に、そうとう偉い人がきていたそうであります。また偉い人も話をしていたそうであります。それから祝電等も何々県議員より、何々都会議員よりとあったそうであります。学会のこと、宗教団体で政治に関心を持ちすぎるなどといっておきながら、自分のほうでマネしてやっているのです。そのときに私は思いました。それは立正佼成会でも、天理教でも、ぜんぶ世襲制度です。庭野日敬が死んでしまったら、子供にぜんぶ財産を譲与するわけです。かわいそうなのは民衆です。
 そして、また偉い人に一生懸命話をさせて、こんなにわが教団はたいしたものだといいたいわけです。それは見えであり、宣伝だけであります。
 私は、日蓮正宗創価学会は、なんら偉い人は必要ない。もっと大事なのは、真実に日蓮大聖人様の仏法を求めんとする大衆であると思うのであります。そんな虚栄な形式にとらわれることなく、第一にも、第二にも、貧しき人の味方となり、大衆の味方となりきって、一生涯、広宣流布にまい進していこうではありませんか。
 また立正佼成会は庭野日敬が死ねば、あとは崩壊することは火を見るよりも明らかです。彼は教祖です。どれだけ次の大人物がいるか、いるわけがありません。そこへくると、日蓮正宗創価学会は、私は、いまは会長でありますが、私がいっていることと、理事長が話していることと、皆さん方が話していることと、またその目的も全部一致であります。
 したがって、立正佼成会の跡継ぎは子供であるけれども、創価学会には会長と同じ責任をもち、同じ目的に立ち、同じ力をもった男子部員、将来の学会の大重鎮である男子部員が、五十六万名いるから、絶対に日本の広宣流布は間違いないと、いいきっていきたいのであります。日本の国は大盤石、創価学会も大盤石であります。
 どうか勝ってカブトの緒をしめて、しっかり題目を上げきって、おのおのの職場で勝利者になっていただきたいことを最後に切望申し上げまして、私のあいさつといたします。

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