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法華経は絶対の兵法 第11回男子部総会

1962.12.9 「会長講演集」第8巻

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1  元気な総会、まことにおめでとうございました。
 また、本年の闘争、まことにご苦労さまでございました。
 来年も、七つの鐘を打つために、私とともに、楽しく、そして勇敢に、前進していっていただきたいと思うのであります。
 本日は幹部総会で、また、ただいま理事長はじめ先輩の同志の方々が、あらゆる方面から話をされて、最後に私になって、なにも話をすることがなくなりました。
 しかし、話をぜんぜんしないというわけにもいきませんもので、最後に“新世紀の歌”の指揮をとって終わりたいと思います。
 それで、先日、外国から帰ってきた三、四人の人と懇談をしていた時に、どこどこの大統領は四時間ぶっとおしに演説をしていた。また、東南アジア方面のある大統領は、三時間半ぶっとおしに演説をしていた。また、ある国の首相は、二時間半ぶっとおしに熱弁をふるっていた。こういうことを聞きました。
 そこで私は、それはたいへんだったなと。そんなに長く話さなければわからないような指導もたいへんであるし、聞くほうもたまったものではない。そして、さらにいったのです。そんなに長く話してごまかさなければ、ごまかしていくことができないのかと。
 私どもは、三大秘法の大御本尊様を根本として、日蓮大聖人の弟子として、なにごとも即座に通ずる同志であると私は思うのであります。長く話さなければわからないような国や民衆は不幸であると思います。
 したがって、広宣流布のその日まで、信心第一に、どうかからだを大事にして、新世紀の指導者にふさわしい、貫録をつけ、勉強を積んで、大指導力を養っていただきたいことを、心から切望するものであります。
 「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」とは、日蓮大聖人の御金言であります。絶対に、これからの大指導者は、妙法を護持せずんば、全民衆のうえに立っての指導はできない。人生に、大勝利はえられない。個人にも、民族にも、世界にも、共通の御金言であると思います。
 「法華経にまさる兵法なし」この妙法を護持して、生涯、有意義に、大勝利者に、大幸福者になるためにがんばっていきましょう。

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