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一念でいっさいが決定 11月度婦人部幹部会

1962.11.15 「会長講演集」第8巻

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1  七月の暑いときに、選挙が終わり、そして、引き続いて、暑いさなかに体育大会を催し、かつ、文化祭を行ない、そして、先日は教学の試験が終わり、引き続いてブロックの闘争と、ひじょうに皆さん方はお疲れになった方も多いと思いますが、私もけっして遊んでいるわけではないし、私も楽ではないのです。ぜんぶ、一生成仏のためであるし、ともに広宣流布のためでもあります。
 きょうは七五三でお疲れになった方もたくさんあると思いますが、ゆっくり休んでいただきたいと思いますがどうでしょうか。休んでください。
 さきほど、辻副理事長からお話がありましたように、信心即生活のリズムをしっかりとしていっていただきたいと思うのです。また、ひとつの陽気の変わり目でありますゆえに、からだを大事にしていただきたいと思います。
 しょせん、指導者の一念で、いかなる講義も、いかなる指導も、いかなる折伏も座談会も決定されます。信心しきっているその人の一念で、生活も楽しく幸福になっていくし、事業も繁栄してまいります。
 全員、私ども幹部は指導者であります。したがって、私どもの一念によって、その人によって、いっさいが決まってゆく。指導者は、私は鏡であると思っております。どんなりっぱなことを話そうが、どんなりっぱな、見えを張った行動をしようが、大衆は、ついてまいりません。
 私どもの信心、確信、そして真実なるふるまい、ともにありのままの姿、これを後輩の人にそのままぶつけてゆくところに、全支部員が、全地区員、全班員、全組員が奮い立ってゆける信心となると私は確信するのです。
 幹部の成長が地区、班、組の成長であります。その源泉はなにか。やはりそれは題目であります。その人の求道精神です。願わくは、こういう会合において、ともに励ましあい、ともに激励しあって、絶対の幸福生活を確立するために、永遠の幸福を会得するためにも、また不幸な隣人を救うためにも、その先駆者として、自分自身にむちを打って一生涯向上しきっていこうではありませんか。
2  私は、皆さん方のご協力に対し、感謝の念で一杯であり、この、もっとも大事な、会長という席をけがす立ち場でありますが、全員、日蓮大聖人の平等の弟子である、その代表として、私はいま立っている、私には力がない、恩師戸田先生のような力もない、また若い、しかし、同じ日蓮大聖人様の弟子として戦いきっているわが学会員、わが同志のことを思うにつけ、なにかしなくてはならない、こういう心で一杯であります。
 他の人々が遊んでいるときでも、わが同志は一心不乱に、この乱れきった世の中で、迫害を受けながら、批判をされながら、堂々と戦いきっている。日蓮大聖人のおほめがあることはとうぜんであり、大功徳を受けることはとうぜんでありますが、会長として、なにをすればいいか、どうしてあげればいいか、こういう思いに対し、私は、会長就任以来「一世帯にただ一声の題目でもいいから、わが同志に送りたい」こういう念願でまいりました。
 現在二百万遍の題目になりました。あまりにも折伏が早いので、三百万世帯になってしまいまして、題目のほうが遅れてしまいましたけれども、私は、私の立ち場で、私の信心で、そういう決意でやっておりますから、いっしょに広宣流布のためにがんばっていっていただきたいと思います。
 私どもは人間であり、凡夫です。また、なま身であります。苦しいこと、悲しいこと、つらいこと、楽しいこと、さまざまな姿があることはとうぜんであります。
 また、なま身であるがゆえに、かぜをひいたり疲れたり、それから、腹痛を起こしたり、少しぐらい寝なくてはならないこともとうぜんであるでしょう。
 しかし、あくまでも、御本尊様を抱きしめて、題目を唱えきって、絶対に大御本尊様を受持しきった者が、生活のうえでも、人生においても、社会においても、かならず、大勝利者に、最高の幸福者になるという確信をもって、一生涯進んでいっていただきたいと思うのであります。

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