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明春、少年少女のつどい 東京第二本部地区部長会

1962.10.23 「会長講演集」第8巻

前後
1  最初に、皆さん方に、相談やら、意見やらをうけたまわるわけなのですが、来年の一月あたりに少年少女のつどいをしたいと思うのです。
 どういう趣旨かといえば、まず小学校五年生から中学二年生ぐらいまでの少年少女を対象にして、教育映画とか、または、ためになる演劇とか、合唱とか、そういう催しを慰安として見せてあげたいというわけです。本人たち、少年少女にはじっさいの演劇などはさせないで、見るほうだけです。
 なぜかならば、少年少女にそういうことをさせると勉強をそっちのけにして、それで演芸や演劇のほうばかり熱中してしまうから絶対させない。あくまでも学問第一に、学校第一に進ませていきたいと思うのです。
 それで、皆さん方が活動できるのも、そういう少年少女、むすこさんや娘さんたちが、陰になって一生懸命うちのことを手伝い、それから守ってくれるために、戦いもできるだろうと、こういう意味の慰安です。
 そうすると、同じ少年少女でも、創価学会の幹部の少年少女は、お正月早々から、ためになる映画が見られていいなと、こう、ひとつのプライドももてるでしょう。どうでしょうか。
 まず、東京と関西で行ないたいのです。いっさい創価学会青年部ならびに教育部の主催にします。共立講堂あたりで全員の幹部の方々のお子さんたちが、いっぺんにはいるわけにはいきませんけれども、それはまあ、毎年やることにして、東京と関西でとりあえずいたしたいと、こういう考えですけれども賛成ですか。
 それは賛成しなければ、子供たちが気の毒です。幹部はいつも文化祭や音楽祭を見ていて、いつもいつもお子さん方が留守番では、お気の毒であると思うのです。
 したがって、できれば年中行事にしたいと思っているのです。
2  だからといって、少年部とか、少女部というような組織はつくりません。自由奔放に、学業に、それから、少年らしい成長の仕方を私はさせたいのです。学会は束縛をしていくような考え方は絶対いたしません。こういう考えなのです。
 それからもうひとつ、ちょっと忙しくなってきていますもので、五月か六月ごろの予定にしていますが、老人慰安のつどい……。六十歳以上ぐらいで、それで、やはり幹部のおばあさん、おじいさんで、第一戦をしりぞいて、ただし幹部が自由奔放に戦っていけるためへの留守番をしてくれている老人の方々のことを考えれば、どうしても年にいっぺんぐらいは慰安をしてあげたいと思うのです。
 そのほうの主催は青年部、学生部と、こういう考えでおります。それで、芸術部もありますし、たくさんの芸能人もおりますから、いくらだって慰安ができます。
 ですから青年部、学生部またが芸術部の主催でおきたい。なぜ五月か六月にするかというと、どうしても一月、二月、三月は寒いし、氷が張っていたり、雪など降った場合に、ころんでケガをしたり、また熱でも出されたら困ってしまいます。ですから暖かくなって自由に出られるようになった時に催したいと、この点どうでしょうか。
 毎年一月には原則として少年少女のつどい、それから五月、または十月ごろに、老人慰安のつどいと、こういうふうに決めたいと思います。
 その時には、幹部の皆さん方はうちで留守番をして、ごはんをたいたり、それからせんたくもしたり、そういうふうにする日と決めましょう。
 子供さんたちにも、寝床もちゃんと敷いてあげてくださいよ。
 仏法は、信心は年齢を問わずです。そうした、陰の力になっている人たちを、みんなつぐなってあげたいと私は思うしだいなのです。

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