Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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世に模範の姿示す 第1回関西柔剣道大会

1962.10.5 「会長講演集」第8巻

前後
1  選手はもちろんのこと、審判、そしてまた、役員の方々、本日はたいへんにご苦労さまでございました。関西だけでおのおのが競っていくことは、なんとなく張り合いがない場合もあると思います。同士打ちに考えられる場合がありますから、来年は柔剣道大会も、それから野球も競争も、そして水泳大会も、ぜんぶ関東と関西との試合にしたらどうかと思うのですけれど、どうでしょうか。
 いま、私が提案したわけでありますが、ほとんどの方が賛成しましたから、帰りましたならば、関東のほうへもよくいっておきますからそれでいいでしょう。
 私は両方応援しますけれども、これはやむをえません。
 申すまでもなく、信心は生活の原動力であります。大仏法は生活の法であります。
 その生活のうえに立脚した民衆、大衆のなかに根を広げた、その創価学会の前進でありますが、スポーツもやり、水泳もやり、音楽もやり、柔剣道大会もやり、勉強もいたし、その姿こそ、この前進の方程式こそが、真実の日蓮大聖人様の仏法即生活の原理であり、民衆の長年にわたって要望した、要求していた文化の建設の姿であると、私は信ずるのであります。
 したがって、創価学会は大仏法根底に、永久に民衆とともに歩み、民衆のうえに立った文化を築き、どんな大会をしても、絶対に入場料なんかは取らない。また、審判や運営する人も一銭もそういう金銭的なことを考えない。あくまでも清らかな、尊い心を持って、全世界の先駆を切れる、そういう団体として前進していこうではありませんか。
 そのように、日本の柱として、あらゆる部門に模範の姿を示しきっておりますけれども、日本民衆のなかには、指導者のなかには、まだまだ創価学会のことに対し、批判をし、無認識の評価をし、怨嫉をしております。
 日本民衆のために、日本国の前途のために、ひじょうに寂しいことであり、残念なことでありますが、私は、日蓮大聖人様のご金言に照らして、かならずや全日本民衆が、日蓮正宗創価学会に敬意を表し、感謝をし「創価学会よろしく頼みます」という日が、かならずやってくることを、断言してはばからないものであります。
 その日まで、どうか本部長を中心に、また、青年部長を中心に、仲良く、楽しく、忍耐強く前進していこうではありませんか。以上をもってあいさつといたします。

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