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全魂を打ち込みご奉公 第29回本部幹部会

1962.9.27 「会長講演集」第8巻

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1  皆さん、こんばんは。                          
 長い時間、たいへんにご苦労さまでございます。私は、きょうは少々、ご報告を申し上げます。
 それは、九月二十一日に、総本山において、総本山総合計画委員会が開催されまして、その時に、私は学会側を代表して、ただいま、広宣流布の大基盤を、図面の上で、だいたい完了したわけなのです。
 その第一期としまして、総本山に、土地購入として、六億円御供養申し上げることになりましたもので、ご報告申し上げます。
 また、土地購入として、昨年度においても、すでに、時を逸してしまうとまずいと思いましたもので、猊下に二億円、御供養申し上げてあります。
 また、新聞でもご存知であると思いますが、日淳財団に一億円、これはいっさいの御僧侶をお守り申し上げ、これからの所化小僧さんの、いっさいの教育費その他も含んでの費用であります。
 それから、末寺の修復費、去年、ことしの二年間にわたって、すでに七千七百万円を猊下に御供養申し上げてあります。
 また、墓地の資金としましては、やはり六千万円、総本山に御供養し奉ってあります。
 また、喜ばしいことには、代々の御法主上人猊下が、ご説法あそばされておられた、広宣流布のひとつのゆかりの地である天母山を買うことができました。約七万坪、四千三百万円、十月の一日に正式に登記を済ますことができます。これも、総本山に御供養することになっております。
 また、この二年間で、すでに落慶入仏式が完了している寺院が三十か寺。その三十か寺すべて、日達上人猊下に御供養申し上げたわけでありますが、一か寺について、約八百万円から一千万円かかっております。まあ、八百万円としまして、あくまでも、きょうは概算でご報告申し上げますが、二億四千万円かかっております。
 また、猊下が将来、所化小僧さんを大きく成長させるために、どうしても京都に大寺院がほしいと申されて、今年、起工式も終わり、着々と鉄筋コンクリート三階造りの寺院を建立しておりますが、その費用が約七千万円。
 また、先日、総監から、ぜひともというお話があって、有名な品川の妙光寺の改築がなされますが、五千万円差し上げることにいたしました。一基建立であります。
 概算しますと、それだけでも、十四億四千万円、日達猊下に御供養奉ったわけでございます。
 このほかに、すでに寺院建立のために購入したところが十数か所、また、すでに新築を開始したところは、はいっておりません。たとえていえば、蒲田にも一つ寺院を造り、御供養申し上げることになっておりますが、土地だけで、昨日買いましたが二千七百万円。そういうふうに概算しますと、それだけでも一億数千万円から二億円の予算が、まだかかるわけでございます。
2  すべて皆さん方を代表して、私は総本山へ、日達上人猊下に、全魂を打ち込んでご奉公を尽くしていく覚悟でございます。
 どうか、皆さん方は、安心して、折伏に、人間革命に、一家和楽の建設に、がんばっていっていただきたいことを切望するものであります。
 なお大客殿、それから大坊、六壺、総坊等においては、ぜんぜん別勘定であります。したがって、皆さん方から三十二億何千万円の御供養をお願い申し上げましたけれども、まだ、どれほど足りなくなるかということが、これだけでもおわかりになると思います。
 また、七回忌が終わり、次の総会に、詳細にわたる決算報告はいたしたいと思いますけれども、概略、九月は仮決算の月でありますもので、皆さん方も、そういうふうに困っている人も多いと思いますもので、私は私の責任の立ち場で申し上げまして、私のご報告とさせていただきます。
 どうか、十月の幹部会の時にもまた、元気いっぱいにお目にかかりたいと思います。ご苦労さまでございました。

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