Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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生命の尊厳説きさらに前進 第四回全国体育大会

1962.9.23 「会長講演集」第8巻

前後
1  恩師戸田先生が、原水爆禁止の大宣言をされた、この有意義な競技場において、楽しく、明るく、第四回の全国体育大会が開催できましたことを、皆さん方とともに、私は心から喜ぶものであります。ご苦労さまでございました。
 戸田先生が、原水爆禁止の宣言をなされ、いま、私ども弟子は、いかなる方法をもって、具体的にそれを成就せしめるか。その一つとしては、とうぜん第一に、根本的に原水爆の禁止をなさしめる思想は、もっとも生命の尊厳を説き明かした、日蓮大聖人様の色心不二の大生命哲学でございます。その大哲学を全世界に知らしめていく以外には、断じてないと私は確信するものであります。
 第二番目には、先日の、かの原水協の乱闘の醜態、あのような、政治の具にされた原水協でなんで原水爆禁止の運動ができるか。私どもの活動は、遠回りのようであるけれども、着実に地道でありますけれども、一対一の折伏をもって、抜本的に原水爆禁止の絶対着実な運動をしていると、私は信ずるのであります。
 第三番目に、どうか、大生命哲学を奉持した青年部諸君が、あらゆる階層に成長して、もって、りっぱな社会人に、偉大なる大指導者に成長して、そして日本民族の救済、全世界の平和実現に、努力奮闘をしていただきたいことを心から切望するものであります。
 どうか、日蓮正宗とか、創価学会とか、一宗一会の、偏狭な、小さい考えではなく、日蓮大聖人様の、まことの弟子として、全日本民衆、全世界人類を、堂々と救いきるという大信念をもって、またあすより、前進していこうではありませんか。
 最後に、ご多繁のところを、もったいなくも御法主上人猊下のご来臨を仰ぎ、皆さんとともに拍手をもってお礼申し上げて私のあいさつといたします。ご苦労さまでございました。

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