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明るく強く団結して 白ゆり合唱団結成式

1962.9.5 「会長講演集」第8巻

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1  学会にはひじょうに明るい文化的要素が、戸田先生当時、牧口先生当時からありました。しかし、あんまり大勢になって、ひとりかふたりが歌ったのでは響かないし、ひとつには学会に学会歌がたくさんあり、皆に歌われているということもありますが、しかし共産党でも「うたごえ合唱団」があって、世界に文化活動をしております。                                 
 歌には、音楽には国境はありません。宗教に国境がないのと同じです。そしてまた、音楽は文化の響きであり、文化の尺度です。どうしても広宣流布のためには、音楽は重要な推進になることは言をまたないことであります。
 それから、たいへん自賛げになりますが、昔の学会歌「大楠公」にしても「小楠公」にしても「川中島」にしても「五丈原」にしても、大半は、私が戸田先生にご披露して、ご印可をいただいて歌ったものです。それから貧乏のどん底にあっても、私はレコードだけは放さないで夜中に「月光の曲」やベートーベンの曲を聞きながら、情操豊かに闘争の源泉としてきたのです。あんなおかしい顔をした会長が音楽なんてウソだろうと、おっしゃるでしょうけれども、事実なのです。
 その証拠として、軍楽隊を結成して育てたのは私です。鼓笛隊も同じです。女子部の合唱団もそうです。体育大会もそうです。こういう文化活動の面は、化儀の広宣流布として重大なる役割りがあることは、戸田先生のもとにあって、私は、はっり確認しておりました。したがって、こういう意味からも、今度は、女子部だけでなく婦人部に合唱団ができるということはひとしおの意義があると私は思います。
 たいてい、婦人といえば、ヌカミソくさくなって、家庭に負け、グチとヤキモチで、主婦として、母として、真実の進歩がないのです。それが現在までの日本の姿です。自分の姿です。
 婦人部が文化活動の先駆として、この合唱団が母体となって、どうか、これからの婦人部の大きい世界的な文化活動の第一歩になっていただきたい。種をまいてもらいたい。これが、りっぱな折伏です。「声仏事をなす」とは、根本は南無妙法蓮華経ということでありますが、私どもの言々句々は、大御本尊様を根本としたうえの生命活動は、いっさい妙音菩薩であり、折伏に通ずるのです。
 信心根本にして、仲良く団結して、りっぱな合唱団にしていただきたい。形式や虚栄でなくほんとうの団結の姿で、明るい、力強い革命のいぶき、全軍を叱咤していく行き方をしてほしいと思います。

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