Nichiren・Ikeda
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「宗教の都」に広布の牙城
京都寺院起工式
1962.7.24 「会長講演集」第8巻
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1 本日はお暑いなかを、早瀬先生のご導師をいただき、また、皆さん方のご参列をいただきまただいま副理事長から話がありましたごとく、御法主上人猊下が「なんとか京都にりっぱな寺院を建立したい」ということを、二年ほどまえから申されておりました。それを私は承りまして、私自身、土地の買い付けや検分にまいったしだいであります。なかなか適当なところがなく、今日まで長びいてしまいましたけれども、貌下は「あくまでもこの地で、子弟の教育をしたい」と申されております。猊下ご自身も、京都の学校をお出になった猊下であられまして、京都にはひじょうにゆかりが深くいらっしゃいます。
また、京都といえば、宗教のメッカであります。五軒に一軒か、十軒に一軒はお寺があるといわれている国土世間でありますが、その京都に、たった一軒しか日蓮正宗の寺院はなかった現状であります。
本日、起工式を終え、私どもも落慶式を心楽しみにして待ちたいわけでありますが、この新寺院落慶を、また契機として、おおいなる信心の向上と、広宣流布への牙城としての、人材教育に、私どもも励んでいきたい、このように念願しております。
かんたんでありますけれども、ごあいさつにかえさせていただきます。本日はご苦労さまでございました。