Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

来年は「教学の年」に 中国総支部幹部会

1962.6.3 「会長講演集」第7巻

前後
2  また、日蓮大聖人様の残された三大秘法の御本尊様を受持するならば、絶対に、生活のうえで、生命のうえに、明らかなる現証、功徳を涌現して、幸福になってくるというこの確証があるゆえに、創価学会の会合は偉大なる会合になると確信するのであります。
 第三番目には、私どもは、その日蓮大聖人様の仏法を信心した「和合僧」であります。したがって、話をする者も、聞く者も、信心第一であります。すなわち、話をする人も、みんな話はヘタであるが、形容はヘタでありますけれども、日蓮大聖人様のご金言を教え、指導し、真実を訴えきっている教団であるがゆえに、創価学会の会合は、感激と情熱に満ち満ちた、喜びに満ち満ちた会合になると、私は思うのであります。
 この大法戦が終わりましたならば、今度は私どもは違ったひとつの楽しい催しを、ことしいっぱいやっていきたいと思っております。たとえていえば体育大会、それから剣道大会、柔道大会、または音楽祭というふうに、大功徳を受けた私どもは、今度は、第三者の人々が「創価学会は、なんと楽しい会合ばかりやっているのだろう」といわれるような会合を、ことしいっぱいつづけていこうではありませんか。
 第三者の方々にも、どんどん、それを見せてあげていただきたいのであります。
 それが終わったならば、来年は、今度は、折伏があくまで根底になりますけれども「教学の年」にしたいのです。
 したがって、折伏第一の、わが中国陣営にあっても、ぜんぶの幹部の方々が、教学部員になっていただきたいのです。
 今、理事のなかでも、北条しゅん八理事や、白木薫次理事も、いままでは年功者であって、教学部の試験のほうはあまりかわいそうなもので「受けなくてもいい」というふうに、戸田先生以来いっておったのですけれども、どうしても、大指導者になるためには「なぜ、御本尊様に功徳があるか」「なぜ生命哲学が、唯物論よりも、唯心論よりも、百千万億倍高いか」「どの哲学もぜんぶ、なぜ打ち破っていけるか」という哲理は、ぜんぶ御書に、それから六巻抄に、富士宗学要集に、世界最高の大哲学として現存しております。
 それをだんだん、今、その年とった理事の人も勉強しておって、自分から今度は「どうしても試験を受けよう」こういうふうにいっております。したがって、皆さん方は、七十歳、六十八歳からみれば、ずっとお若い幹部でありますから、ぜんぶの幹部が教学部員となって、ともに大指導者に育っていただきたいと、深く念願するものであります。
3  信心強くして、そして、折伏をきちっと実践して、教学の裏付けをきちっともつならば、もう大指導者として、だれびとにも負けないし、もう、これ以上の指導者は、ないわけであります。それ以上の大信者もないわけであります。そういうひとりひとりになって、これからの後輩のめんどうをみてあげていただきたいと、このように念願するのです。
 最後に、いままでも、それから選挙をとおしても、選挙が終わっても、なまいきにも、一流人といわれるような人のなかから、評論家のなかから、さまざまな批判をする人がでてくると思いますが、目下のところは、柔和忍辱の衣を着て、ぜんぶそういうふうなことをいった連中に対しては、今度は、まとめて、時がきたならば、大破折を、大紛砕を、創価学会の全軍で、力を合わせてやっていこうではありませんか。
 創価学会の前進のみが、あくまでも、全民衆を救っていくただ一つの前進であります。これだけは御書に照らし、それから、いままで私どもは不幸な生活をしておりましたが、あらゆる宗教、あらゆる政治家についていたけれども救われずして、御本尊様によって救われた何百万人の人がいるという厳然たる証拠によって証明され、立証されております。
 どうか、その自覚をもって、またふたたび、本部長を中心に、皆さん方が、「鉄の団結」をもって、楽しく大前進されんことを、心からお祈り申し上げ、私のあいさつとさせていただきます。長い時間、ご苦労さまでございました。

1
2