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日蓮大聖人・池田大作

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大客殿の起工式に  

1962.4.2 「会長講演集」第6巻

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1  本日は、たいへんにありがとうございました。
 申すまでもなく、日蓮正宗は、法灯火連綿七百年の歴史をもっている大教団であります。仏法界において、ただ一つの、仏法の真髄である大御本尊様を奉持している純粋なる教団であります。七百年のあいだ、邪宗教とは絶対に妥協せず、また、あらゆる権力と戦って、今日まで私ども一切衆生のために厳護くださった宗団であります。
 今、その大御本尊様まします聖域に、大客殿が建立されることは、もっとも日蓮正宗の喜びとするところであり、私たち信者の喜びもこのうえないことでございますが、それのみならず私は全日本のために、全世界のために、この大客殿の建立は、希望であり、黎明であり、喜びであると確信するものでございます。
 この設計ならびに施工者のお願い等については、理事長から縷々と報告がありましたゆえに略させていただきますが、設計は若い建築家でありますけれども、宗教建築の横山さんの精魂こめた設計であり、また有名な久米建築さんが、同じく同調してご後援願い、さらに施工にあたっては、日本有数の大成建設の方が、社長、副社長はじめ、重役陣が全魂を打ち込んで、この建築にあたってくださることをうけたまわり、私はひじょうに喜びにたえないしだいでございます。
 願わくは、落慶式のさいにおいては、きょうご参集いただきました全員の皆さま方が、元気なお姿で、この落慶式にまたおいで願いたいことを、心から切望申し上げまして、ひとこと、ごあいさつにかえさせていただきます。本日は、たいへんにありがとうございました。

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