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日蓮大聖人・池田大作

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参院選に必ず勝つ 戸田先生五回忌法要

1962.4.2 「会長講演集」第6巻

前後
1  本日は、恩師戸田城聖先生の五回忌法要にあたりまして、もったいなくも御法主上人猊下の御導師をいただきましたことを、心から御礼申し上げるものでございます。
 また、宗門においては、柿沼総監をはじめ、ご多忙のところ、多数の御僧侶のご臨席を賜わり、ていちょうな唱題、ご焼香をいただきましたことを、かさねて御礼申し上げます。
 なお、りっぱに成長されたお坊ちゃん、また、元気いっぱいの奥さまをお迎えでき、多繁のなか、また多数のご友人、それからご親せきの方々の出席をえまして、私をはじめ戸田門下生同志、全国の代表数百名をもって、勝利の大行進のなかに、第五回忌の法要を終えることができましたことを、私は心より喜ぶものでございます。
 恩師戸田先生は、折伏の大師匠であります。その大師匠である戸田先生に、弟子一同を代表して第一番目にご報告を申し上げたいことは、戸田先生が、なくなられた昭和三十二年四月二日現在の創価学会員世帯数は、八十二万七千世帯でありました。今、根本は大御本尊様の威力さんさんとし、御法主人猊下様のご慈悲のたまものであることはとうぜんでございますが、恩師の指導厳然たる証拠が、また、弟子一同「死身弘法」の大精神にたって、四年後の学会員世帯数は、二百五十四万二千世帯となりました。したがって、恩師なきあと、同志の団結によって百七十二万世帯の不幸な人を救ったということを恩師にご報告できることが、私は第一の喜びとするものでございます。
 第二番目に、私どもは日蓮大聖人様のおおせどおりに、不幸な人々を救うために、日夜真剣に広宣流布に向かって戦っております。なんの利害もなく、打算もなく、名誉も欲せず、悪口雑言されながら、血のにじむような戦いをしております。
 日本民族が、ひとり残らず妙法の大仏法に照らされて、老いも若きも、資本家も労働者も、どんな人も平等に幸福になってもらいたいという日蓮大聖人様のお教えを、そのまま教えているにもかかわらず、現在、創価学会に対しては、あらゆると
 ころから、いっせいに総攻撃をしてきております。
 私は日蓮大聖人様の御金言を拝し「大悪をこれば大善きたる」もっとも喜ばしい瑞相であると同時に、このような現状から推測して、今回行われる参議院選のいくさは、絶対に大勝利の証拠であると確信するしだいなのであります。
 この大勝利を目前にひかえて、恩師に、所陣にあたって必ず勝って帰りますということをご報告できることが、第二の喜びなのでございます。
 願わくは、よりいっそう総本山をお守り申し上げ、恩師の精神を日本民族のみならず、全世界の人々に伝えるべく、有意義なる一生を、ともに戦って、私どもひとりひとりも、大功徳に浴していこうではございませんか。これをもって私のあいさつとさせていただきます。

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