Nichiren・Ikeda
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東洋学術研究所の使命
東洋学術研究所発足会
1962.1.27 「会長講演集」第6巻
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1 東洋学術研究所は、はじめの何年間かは、学会活動プラス研究活動で苦労も多いことと思います。しかし、これからの戦いは思想戦と政治の二面が重要となってきます。七回忌が終わりましたら、大学をつくることも考えておりますが、聖教新聞が、はじめ石田さんひとりでつくられたのが、今日このようにりっぱに成長したごとく、東洋学術研究所の将来も、また必ず内外注目の的になっていくことは必然です。「キリスト教と儒教」とか「戒壇の種類について」とか「仏法と生活」とか「ヒンズー教について」など、根本に御本尊様をおくことはもちろんですが、応用の時代にはいったのですから、どしどし研究して、これを広く発表していってもらいたいと思います。
学者の集まりですから、おのおの自尊心も我もあって、むずかしい点もあると思いますが、信心のつながりだけは、もっていっていただきたい。
最高の思想界の王者でいきましょう。もっとも深く、もっとも厳正に、全世界の人の思想の眼を開いてあげましょう。「無量義は一法より生ず」その一法たる南無妙法蓮華経をもった人たちの集まりなのです。