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『信心』は絶対に不壊なり 第19回本部幹部会

1961.11.27 「会長講演集」第5巻

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1  十一月の闘争は、たいへんにご苦労さまでございました。また、本日はこれから、この場所で第一回の大幹部会をいたしますゆえに、私の話を最後としまして終わりますけれども、もうしばしのあいだ、がまんしてください。
 最初にお伝え申し上げたいことは、先日、選挙違反のことについて、新聞ならびにラジオ等で報道され、たいへんに皆さん方に、私の罪業深きゆえに、ご迷惑、ご心配をかけましたことを深くおわび申し上げます。
 ただし、日蓮大聖人様の御金言をとおし、広宣流布途上において、あらゆる三類の強敵、三障四魔があることは当然であります。今度の事件などは、まだまださざ波のようなものであり、願わくは、幹部の皆さん方は、たとえどのようなことがあっても、わが創価学会に、これだけの大幹部があれば、なにも恐れず、悠々と広宣流布を実現してみせるという確信をもって進んでいただきたいのであります。
 来年は選挙の年であり、また来年は勝利の年であります。したがって、裁判のほうも、来年が判決でありますけれども、悠々と勝ってみせますから、安心をしていっていただきたいのであります。
 なお、将来において、今度もそうでありますが、創価学会に対し、権力をもって、なんとか今のうに弾圧をして力を弱めようというのが検事陣の姿なのであります。いかなる弾圧があり、検事がいばりくさっていじめようとも、われわれ幹部の確信は『絶対に御本尊様をしばることは永久にできない。われわれは崇高なる信心をこわすことは絶対にできない』という信念で進んでいこうではありませんか。
 また先日、話は別でありますが、教授の試験を、新聞に発表したとおり、七時間ぶっとおしにいたしました。三十問題の仏法の奥底の試験問題を出しました。全員の教授も全力をあげてさすが仏法会の王者、宗教界の王者の指導者らしく、真剣に取っ組んで、りっぱな成果をあげました。私も非常にうれしいと思いますし、皆さん方にご報告するしだいでございます。
 ただ、きのう終わりましてから、千何百枚、二千枚近くの答案を、これから私が読まなくてはならないので、きのうから読みはじめました、夜中かかって。還著於本人で今度は私のほうが頭が痛くなっているような現状なのです。
 それで、試験の点数につきましては、これは教授ならびに助教授クラスまで発表するかもしれませんが、あとは皆さん方には新聞では発表しないようにしますが、いいでしょ、これで。
 ただし、逐次、答案をみて、その優秀なる答案に対しては、聖教新聞または大白蓮華で、どんどん、その答案を記載してまいります。できなかった方は、これは記載するわけにはいきませんが。そういうふうに決めさせていただきますから。総本山からは猊下のおつかいとして、総監はじめ学林長、教学部長、庶務部長も参観にきて、感銘を受けて帰られました。そのような状態でありますから、今度は皆さん方も、あとに続いて、全思想界の大指導者に、りっぱに育っていただきたいのであります。
 また、最後に、ただいま理事長からも話がありましたがくどいようでありますが、もうひとこと私からもお願いいたします。それは、本日、真理事をはじめ総支部長、支部長ならびに福支部長等、たくさんの大幹部が任命されました。任命された大幹部の方々は、当然、信心根本に、後輩に対して暖かく、親切に指導していっていただきたいことは当然であります。
 また、皆さん方におかれては、やはり大幹部といえども人間です。欠点もあり、力がない場合もありますが、あくまでも広宣流布という目標を中心に、大御本尊様根本に、りっぱに大幹部が使命達成できるように、力のないところは補ってあげていただきたいのであります。以上、心から念願申し上げまして、私の本日の話といたします。
 もう、おわかりであると思いますが、十二月度は信心中心の指導の月にいたしますから、また十二月は非常に歳末で忙しいと思いますゆえに、どうか足もとをしっかり固めて、事業のほうも、家庭のほうも、商売のほうも、りっぱに仕上げていただきたいと思います。

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