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若さ満つ創価学会 女子部幹部会

1961.9.4 「会長講演集」第5巻

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1  暑い八月、たいへんにご苦労さまでございました。             
 ただいま理事長からも話がありましたが、理事室、支部長、地区部長さん方からいろいろと話を聞いている特色として、じつに男女青年の入信者が多くなってきているという話です。この事実のことは私も感じておりますし、何回となく話も聞いてまいりました。                             
 成住壊空の大原理からみても、大自然の大法則からみても、日蓮正宗創価学会が絶対に日本民族を救い、広宣流布を成し遂げ、全世界の平和に、ばく進して行くべき証拠であると、私は信ずるのです。
 立正佼成会に青年が多く入信しているか。天理教に、東本願寺に、西本願寺に、また全邪宗教に、教団に、青年がのびのびと、真剣に、結集しているかどうか。青年は絶対に創価学会以外に求めるところがないと、私は断ずるのです。
 何人かの青年は邪宗教にたぶらかされておりますけれども、愚かな青年であり、いくじのない青年であります。もっとも批判力の高いのが青年であり、もっとも純粋であり、事に処して敏感なのも青年であります。妥協しないのも青年であります。
 その青年が数十万、日蓮正宗の大御本尊様を信奉し、団結をしているという、この厳粛なる事実は、日蓮正宗に、そして創価学会のみに、絶対に幸福になれる大御本尊様があり、わが身も日本民族も救いきれる大哲学があり、また、この乱世に、真実に励ましあって、幸福になっていこうとする、まことに純粋なる友が、和合僧であるからであると私は思います。
 先日、女子部の幹部の人に話を聞いたのですが、自民党の代議士の平均年齢は、約五十八歳であり、革新派である社会党の平均年齢もまた五十二、三歳であります。うちの理事室の平均年齢は四十四歳。私が調べてもらったものですから、聖教新聞にもちょっと出ておりましたが。
 そのような現状でありますが、理事室だけをみても、最高幹部だけをみても、今の政党指導者や各界の指導者よりも、十歳、また二十歳近くも若いのです。そういう現状です。どれほどこれからの学会が、大発展に大発展を期するかということは、論をまたないと、私は思うのであります。また、最高幹部である理事室に、そう遠くない期間において、青年部から相当数の理事室入りをさせようと、私は思っております。また若返っていきます。
 いずれの政党、いずれの教団、いずれの社会においても、若いいぶきがないのです。したがって発展がない、腐敗堕落する、大衆がつかない、あきてしまう。これが日本の現状であり、また、ある意味においては世界の縮図なのです。
 今いちばんいばっているのはフルシチョフです。白マスクのように、勝手気ままにいばっておりますが、彼も大国の指導者です。なんとか共産党を、共産主義を老化させてはならない。近親者ということを聞かないで、若手をどんどんどんどん抜てきして、長い、恒久的なソビエト連邦をつくろう、共産党を永続させていかねばならないということに、非常に悩んでいるという意味の記事をみたことがあります。新興勢力の指導者は皆若いし、若手を抜てきしております。
 また、非常に困っているアメリカのほうのケネディさんも、やはり側近には三十代前後の青年を、ずいぶんおいて活躍をさせているということを聞いたことがあります。
 しかし、どんな国でも、どんな教団、いくら革新派といっても、指導者が六十、七十では、もう革新派とはいえません。
 創価学会ほど若く、また未来の指導者になるべき数十万の青年が、いのちをかけて未来を指しているという団体はないのです。青春ふたたびきたらず。もっとも有意義な人生を生きていける、信心第一の、幸福への直道をば、また今月も着実に、楽しく、おおらかに、前進しようではありませんか。             

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