Nichiren・Ikeda
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革命と情熱の詩人・バイロン
1957.6.23 「会長講演集」第4巻
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3 死せるバイロンは、生きたるトルコを撃破したのである。そうして今日、ミソロンギーの寒村を訪るる人あらば、円柱に刻まるるバイロンの名をさして語るであろう。
『ここに勇者の碑あり。彼は自由を愛したり。ゆえにきたりてギリシャのために死せり』と。
情熱の詩人バイロンも、イタリアの革命詩人ダンテも、日本の若き文豪高山樗牛も、大聖哲の仏法を覚知せず、その情熱も永遠不滅の平和の戦さではなかった。真の自由の犠牲でもなかった。
外道のときのわこうどなりとも、人生を生ききった。妙法五字に照らされたるわれらは、永遠につながる情熱を薫発して、広布に生ききるべきであろう。(当時、参謀室長)