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九州男子の使命 福岡支部幹部会

1960.1.24 「会長講演集」第4巻

前後
1  もういま、ぜんぶ石田理事の話でつきちゃったのです。講演なんていりませんが、いずれにしても、せんずるところは、信心は実行だと思います。実行、なにを実行するか、一生懸命お題目を唱えることです。それにつきてしまう。
 お題目を唱えきっていけば、ぜんぶ前進します。家庭も、支部も、事業も、この病気はなおるだろうかといって頭のなかでいくら考えておっても結果はでません。
 題目を唱える以外にない。うんとことしは、おたがいに題目を唱えましょうよ。
 先生が『九州男子、よろしくたのむ』とおっしゃった、その先生の御遺言は、一生涯、永遠に九州の皆さん方に、また、後輩のために大きい金字塔になります。『よろしくたのむ』いろいろ、とりかたはあります。それは皆さんのひとりひとりが、分々に応じて、それをお受けになって『たしかに先生受けました。たしかに先生の御期待どおりにやりました』このように御本尊様に、また先生のお墓の前でいえる人は大強信の人であり、大信者であると思います。
 どうかひとつ、しっかり、先生が関東の諸君よろしくとか、東北の諸君よろしくとか、関西の諸君よろしくとかまだいっておられない。九州男子よろしくたのむといわれたのですから、受けてください、先生のおおせどおりに。
 かつては、創価学会が、官憲によって弾圧されておった最中は、日本軍は地獄の使いとして、東洋に、中国、朝鮮、そしてマレーに、ボルネオに、東南アジアまで、ぜんぶ進んでおりました。日本の国が、日蓮正宗を創価学会を弾圧したのです。牧口先生、戸田先生を牢に入れたのですもの。
2  今度は時を変えて、仏の使いが、如来の使いが大勢、東洋広布に、いままで苦しめておった東洋民族を救うために、とくに因縁の深い九州男子が、私は東洋広布の使命があると断言するものでございます。
 絶対ほかではありません。九州の人々です。ほかからだって少しは行くでしょうけれども、新潟あたりから行くかもしれませんが、北鮮帰還などというのも、やはり東洋広布の大前提なのですから。
 東洋広布も、加藤清正が行ったのも、神功皇后が行ったのも、ぜんぶ東洋へ渡った橋渡しした九州が、東洋の広宣流布をしなければ、戸田先生のよろしくたのむという、そのたのまれたことを実行しなかったということになってしまうのです。しかし、東洋へ行くといっても、八十円や、二百円で行くことができませんから、まず自分自身が健康になり、そして家庭を充実させ、うんとお金を持って行かなくては、からだが弱くては途中で死んでしまいますし、まいってしまう。まず自分自身のその家庭において、自分自身の生命がまず確立され、人間革命されてからこそ、自然に東洋広布の羽ばたきができると思います。
 かさねがさね、しみじみと信心してよかった、題目を唱えきって幸福になろうと誓い合って、本年もがんばっていただきたいと切望します。(当時、総務)

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