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日蓮大聖人・池田大作

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『悲惨』の二字をなくそう 第2回青年部全国体育大会

1959.9.13 「会長講演集」第4巻

前後
1  たいへん御苦労さまでございました。会長先生は、この地球上から『悲惨』という二字を消したい、悲しみと惨めという二字消したいと申されておりました。その道はただひとつ、日蓮正宗の仏法を、不幸の人々に日蓮正宗の大仏法を知らない人々に教えていく以外にない。すなわち、広宣流布以外に、その決定できる道はないと、おおせだったのでございます。
 かつて民族の復興をモットーとして立ち上がったヒットラーは、民族の興隆のために、表面上はオリンピックをやり、陰では戦争の準備をしておったといわれています。表面はオリンピック、地下では、ざんごう掘り、あらゆる戦争の準備をしておった。戦争は悲惨である。絶対に戦争はあってはならないと思います。
 わが日蓮正宗創価学会は、最高の哲学と理知とをもって、最高の文化国家建設、世界の平和を願っての戦いが、その使命なのであります。
 青年であるということは、総理大臣よりも尊く、財閥よりも、また文豪よりも、はるかに尊く、有意義であります。
 先生は『人生での最高の偉さということは、青年期にもった理想、青年時代にいだいた夢というものを一生涯たもち続けていけることだ。若々しい生命、若々しい境涯で、一生を送れる者は、人生にとって、もっとも偉い人である』とおおせになっておりました。
 われわれは永遠に青年の心を失わず、理想を失わないで、希望が達成されるまで、強く、正しく、明るく前進しきっていこうではありませんか。
 もっとも日本民族を愛し、日本の国を愛し、思っているのは、創価学会青年部であります。したがって同じ日本の青年であられるプリンスの皇太子さまや美智子さんも、やがては、よんであげようではございませんか。
 どうかひとつ、あすから、また、しっかり働き、しっかり勉強し、そうして仲良く前進していきましょう。以上で、あいさつといたします。(当時、総務)

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