Nichiren・Ikeda
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横須賀市指導会
異体同心
1959.4.16 「会長講演集」第4巻
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1 『異体同心事』(御書全集1463㌻)は、日蓮大聖人様が、熱原の法難の直前に信者にたまわったきびしい指導の御書です。熱原の法難に対して、信者が異体同心であれば、なにごとも成就するが、同体異心であれば、なにごとまかなわないと戒められている。そして、このことは、すでに外典三千余巻にも定まっているというのです。
今度の文化活動は戸田先生のしかれた広宣流布へのレールなのです。私たち弟子は、このレールに乗ればいい、なにも、むずかしいことはない。横須賀の方々のように異体同心なれば勝つのです。出たからには勝たねばなりません。皆さん、ひとつしっかり頼みますよ。
バルチック艦隊は同体異心だから敗れた。これに対し日本海軍は東郷さんを中心とする異体同心であり、日本国民は明治大帝を中心とした団結を示し、異体同心であったから勝利を得たのです。殷の紂王は悪い王様なのです。インチキばかりしてね。七十八万騎の大軍だけれども同体異心であるから敗北し、周の武王はわずか八百でしたが勝ったのです。
わずかふたり三人集まっても、一つ心ならば必ず成就できるとの御文です。自民党にしても、社会党をみても、同体異心だから大事を成ずることはできない。もみあうのなら、アンマにもんでもらえばよい。ソ連はソ連、アメリカはアメリカでやればよい。日本には日本の仏法がある。地区部長を中心に団結したところには繁栄がある。
このように世界じゅうが同体異心であるなかで、ただひとつ、大御本尊様を中心とした異体同心がある。これが創価学会です。百万世帯の百倍が一億だが、それを学会はチャンと引っぱっていくことができる。ここに大事を成ずるとは、王仏冥合、王法が仏法に冥合することである。(当時、総務)