Nichiren・Ikeda
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指導は信心と真心で
文京支部幹部会
1957.5.21 「会長講演集」第4巻
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1 『すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし』と御書にございますが、世帯数からいくと、先月は、文京は、あまりいいとはいえなかった。支部世帯数の一割は必ず折伏しよう。
水の流れるように、やるべきことはきちっとやって、自分と御本尊様と話ができるような、しっかりした信心をしよう。
ソ連はイランを征服するのに武力をもってした。イギリスは賄賂をもってした。フランスは文化をもって制覇したといわれている。そのイランは、いまもソ連に対しては憎悪の念をいだき、イギリスに対しては悪感情をもっていると聞く。しかし、フランスに対しては尊敬の念をいだき、国内ではフランス語がいちばん多く語られ、石油の採掘権もフランスに優先的に与えている。
ひるがえって、これを私たちの信心にあてはめてみるに、ハッタリや命令で組員を指導するのは、武力によるやりかた、感情や世法、おせじで組員を動かすのは、賄賂にあたるやりかたである。これは組員に悪感情をいだかせる。文化をもって征服するとは、信心の真心のことである。
あくまでも、信心をもってしあわせを願い、真心をもって指導をし、会長先生の弟子であるという自覚と勇気をもって戦っていただきたい。(当時、参謀室長・文京支部長代理)