Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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賢者は喜び愚者は退く 文京支部地区部長会

1956.9.16 「会長講演集」第4巻

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1  座談会で入信しなかった人を気違い扱いして追い帰し、その人を感情に走らせ、御本尊様を受け難くする状態へおとすことのないようにお願いします。折伏は強くてもよいが、あくまで慈悲をもって親切にしてあげることです。日蓮大聖人様は、開宗と同時に難を受けられ、法体の広宣流布をなさるまで種々大難にあわれたが、こうした立場からしても、今日、戒壇建立の第一歩に、魔の競うのはとうぜんです。
 大聖人様の御書に『難の起こる時、賢者はこれを見て喜び、愚者は退いて驚き悲しむ』(御書1091㌻)とおおせのように、このときこそ師子王のような勇猛心を出して、信心する人は成仏するのです。いま末端の三割ぐらいは動揺しているが、ひとつは因縁で、ひとつは一念三千である。こちらの確信で早く起こしてやりましょう。
 これからの幹部指導は、形式を打破し、実践、実感、実質のつながりをもって闘争し、自由濶達に笑って進みましょう。そして、堂々と意見をかわす人物になり、上に強く、下にやさしく信心しよう。(当時、参謀室長、文京支部長代理)

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