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日蓮大聖人・池田大作

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文化闘争の意義 関西連合大総会

1956.4.8 「会長講演集」第4巻

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1  会長先生は、日夜私たちに『日蓮大聖人様の時代に帰れ、大聖人様の信心に帰れ』と申され『それ以外に日本のしあわせも、個人の幸福も、真実の仏法もない』といわれております。
 文化闘争について、いま考えてみますときに、日蓮大聖人様、御在世当時も、また平安朝時代も、あらゆる時代、あらゆる国を通じていえることは、その時代、その国の中心になっている宗教が、すべての経済、政治、社会あるいは文化全体を規定する根底となっているという事実であります。
 大聖人様時代において、大聖人様があれほどの迫害をうけられたということは、とうぜん、いろいろの原因はありましょう。しかし一度、大聖人様の五字七字の南無妙法蓮華経が、その時代の根本の宗教になってしまえば、あらゆる邪宗教はもちろん、あらゆる邪宗の開祖、そこからおこったあらゆる文化は、かえって逆にいけないということになり、そこから大聖人様の仏法に対する大きな迫害となってあらわれたのでございます。
 したがって、大聖人様の御活動、戦闘というものは、とうぜん、りっぱな文化活動であったことを確信するものであります。
 大聖人様の時代と共通した戒壇建立の闘争にはいるわれわれ学会員は、会長先生の大目的である広宣流布を達成するためには、とうぜん南無妙法蓮華経、三大秘法の仏法を中心にした文化闘争を展開していくことは必然的であります。
 大聖人様の時代に帰った同じ闘争であることを、私たちは知らなければならないと思うのであります。
 どうか、文化闘争においても、またそれが折伏闘争であり、邪宗撲滅の闘争につづいているということを確信して、勇気をもって不幸の人々を救いきっていっていただきたいと思います。不幸の人を救うために、情熱に燃えて、本日の総会を契機として進んでいこうではありませんか。(当時、参謀室長)

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