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日蓮大聖人・池田大作

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小樽問答の開会宣言 小樽問答の司会者あいさつ

1955.3.11 「会長講演集」第4巻

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1  学会の司会をいたします池田と申します。
 全国にわたりまして、日蓮正宗の仏法の正しいゆえんによって、全国にわたる間違った邪教と言いきれる身延派の信者が、何千、何万と創価学会、日蓮正宗の信者となったことは、じつに日蓮正宗が正しいという証拠であります。
 したがって、この身延の信者が、どこまでも日蓮大聖人様に対する敵であり仏敵である、それに対し、日蓮正宗の仏法のみが、経文のうえでも、哲学のうえでも、事実の現証のうえでも正しいという証拠のゆえに、身延をやめて日蓮正宗の信徒となったのであります。
 したがって、その状態に躍起となって、いま身延では、あの手この手を使って大衆を騙らかし、日蓮正宗の誹謗をなしている状態が、今日の結果となったのであると思います。されば、私も身延の本山に行ってまいりました。あくまでも日蓮大聖人様の『日蓮がたましひすみにそめながして・かきて候ぞ信じさせ給へ』とおおせられた御意志にそむき、身延の本山そのものの全体が、稲荷を拝み、ヘビを拝み、あるいは小乗の丈六の釈迦を拝み、その乱雑ぶりたるや、狂態の沙汰である感を覚えたのであります。
 世間では、身延山があくまでも祖山であるかのように考えておりますが、身延と日蓮正宗との法の勝劣は厳然たるものであり、いまだかつて大聖人様の真髄たる日蓮正宗の仏法が、身延などの邪宗邪義に負けているわけが絶対にないのであります。
 本日ここに、わが日蓮正宗創価学会の数学部の小平芳平氏、それから辻武寿氏が、身延の権威者であられるようなお方と対決、法論がなされることによって、皆さまが明らかに、いかに日蓮正宗が正しく、いかに日蓮宗身延派が邪道であるかということが、はっきりなされると思うしだいでございます。
 学会数学部の先生方のご紹介を、私からいたします。
 こちらにおられるのが、創価学会数学部の小平芳平先生でございます。
 こちらにおられるのが、数学部のやはり辻武寿先生でございます。
 どうか、さきほど、身延派の司会者が申されましたが、司会者のあいだにおきましても、絶対に審判は司会者の権限にあり、また法論のしっかりした正邪というものを、あくまでもお取りしたいと考えておりますし、また場合によっては、皆さま方の賛否の状態もうかがいたいものと存じております。
 どうか、これから両講師のお話にはいりますけれども、よくよくお聞き願いたいと思います。かんたんでございますが、ごあいさつといたします。(当時、参謀室長)

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