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日蓮大聖人・池田大作

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勇気をもって立て 第1回男子部関西総会

1958.7.13 「会長講演集」第3巻

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1  会長先生が、ある青年に『いまの青年はウソつきだ。卑怯である』というふうに、きびしい指導をなされておったのを聞いたことがあります。そして学会の青年は正々堂々と、りっぱに、男らしく仏道修行をしていきなさいよと、おおせになったことがあります。われわれは卑怯でない、正々堂々の生活をしていける青年部で育っていこうではありませんか。
 ある外交官が、国々の民族の特徴を話したのを聞いたことがあります。フランスは優雅、いまでいえばエレガント。スペインは情熱。イギリスは堅実、紳士の国。ドイツは理知、科学的、ソ連は陰険というふうに。日本の国は何か、ひとくちにいえば『勇気』であると、その人はいっておりました。
 大御本尊様を五濁爛漫の末法に流布しきっていくには最大の勇気が必要であり、したがって私は、日本民族こそが東洋の広宣流布をなしきっていく使命のある民族であると信じているのですよ。その日本民族の勇気の源泉は、創価学会であり、創価学会の源泉になるべきは青年部です。勇気のなかには、情熱も、努力も、理知も、強さもはいります。
 勇気をもって、しっかり仏道修行し、学会の幹部の方々にぶつかって、少しでも教わり、向上していく。また仕事も、自分自身の境遇も、当たってくだける決心で、向上しきっていく青年でありたいと思います。
 会長先生は、生命にかかわるような重大問題、生命が絶体絶命になったような境遇に陥ったときに、ほんとうの題目をあげ、折伏をしたときに、宿命の転換がなされるのだとおおせになっておられました。われわれも生活が行き詰まったり、病気や苦しいことにあったなら、そのときこそ仏になれる、人間革命ができるのだと信じて、しっかり題目をあげようではないか。
 いま世界は、ある意味でいえば、組織と組織との闘争にはいっている。経済も組織です。会社も労働組合も、軍隊も、いっさい組織をもって大きく力を発揮し、運営されているのです。そして、大御本尊様を中心に、善人であり、和合僧の組織は、ただ創価学会だけしかないのです。したがって、この創価学会の組織に生ききって、しっかり信心に励み、生活し、前途に大きな希望をもって生きていくものが最後の勝利者になるのです。(当時、参謀室長)

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