Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

純白を雪のような信心 関西女子部幹部会

1958.6.5 「会長講演集」第3巻

前後
1  先日、アジア競技大会に行って感じたことは、団結の姿がないということでした。はつらつとしたわこうどの姿を目のあたりにみたが団結がたりない。このアジア大会のモットーはなにか。『限りなき前進』これが彼のわこうどたちの標語です。しかし、このまま限りなき前進を続けていくかどうか疑問です。ほんとうの限りなき前進とは、幸福への前進、正しい信仰、正しい仏道修行をもって精進し、幸福に向かっていくのが『限りなき前進』です。
 日蓮大聖人様のおことばに勇猛精進といわれています。勇猛とは信心、精進とは無雑と訳す。御本尊様以外になにものもありません。進とは間断ない、無限ということ。われわれが信仰していくうえに、あの人は宿命に泣いている、この人は病気に、あの人は結婚問題にと、いろいろ問題があります。どういう状態にあっても御本尊様を信じきる。生命とはなにかと、自分自信の宿命転換のために修行しきっていく人こそ最後にしあわせになる人です。
 南無妙法蓮華経、南無とは帰命すること、この生命それ自体を御本尊様にまかせきっていく。御本尊様に対して敬う心、従う心、御本尊様以外にありません。純白な雪のような心をもって信心していく人こそが、最後の栄冠を持つ人です。願わくは御本尊様一本に生き抜き、自分自身の人間革命、宿命転換に励む、御本尊様と親しんで、すなおな信心に、そして雄々しい仏道修行をしていくように。
 女子部はあくまでも若さをもって生活していかねばなりません。願わくは、若さと情熱をもった信心、きびしい闘争をもって宿命転換を、りっぱに成し遂げていただきたい。
 現在、女子部のなかでも、二つの姿があります。悪い例をあげれば、朝晩の勤行をしない人、人の悪口をいう人。普通の人はいわれれば出てくるが、なにもいわなければいかない。模範とする人は、自分自身をみつめて、自分の幹部の位置をみつめて雄々しく立っている人、つねにそのように努力している人。世界の女性のシンボルは学会の女子部員であることを、私は信ずるのであります。
 この七月に関西総会を開くことは意義が深い。というのは、青年部が結成されたのが七月、会長先生が牢にはいられたのも、出られたのも七月です。炭労問題の起こったのも、あの大阪事件のあったのも、この七月、会長先生が小説『人間革命』をあらわされたのも七月です。願わくは、関西女子部は部隊長を中心に、さすがは関西は、やりきったといわれるようにしていただきたい。(当時、参謀室長)

1
1