Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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広宣流布の模擬試験 青年部総登山後

1958.3.16 「会長講演集」第3巻

前後
1  じっさいに岸総理がくることになっていたが、十六日の十時ごろ緊急な用事ができ、その代わりに奥さまと御子息、お嬢さんと、一日の落慶法要に見えた南条前建設大臣そのほかがこられたわけです。
 私たちも残念でしたが、青年を愛しておられる岸総理も、胸中には国を思う青年たちの情熱をみることができなくて、さぞ残念であったことと思います。
 お見えになったのは十二時近くで、三時間近く待った青年たちが、岸総理の姿は見えなくても、同じような気持ちで、万雷の拍手をもって迎えていた姿、それをみて、どれほど学会の青年が御本尊様に照らされ、また会長先生の指導下にあって純真無垢であるかを感じました。
 御家族の方が、御影堂でも奉安殿でも、理事長の唱題にしたがって敬礼したということ、日蓮正宗の総本山へきたということ自体、仏縁があるのですよ。福運もあるし、それが大きくなにかの結果としてあらわれてくることは事実です。
 歓迎の姿、大会のあのいぶき、それをみて、奥さまも御子息も、ひとつの新しい、ほかに類のない信心から発した情熱は感じたと思うのです。
 戸田先生が白い布に包まれた車駕に乗られ、理境坊から大講堂へ悠々と大将軍の姿で慈愛の目を弟子に向けられながら進んで行ったとき、青年部の感激がいちばん大きかったような気がしますね。(当時、参謀室長)

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