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日蓮大聖人・池田大作

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青年時代の修行 男子部幹部会

1957.6.12 「会長講演集」第3巻

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1  青年部発足いらい六年にして五万六千名、四十五部隊の編成になった。第一歩は国士訓にあるとおり、十万の国士の結集にある。きょうは歴史上に大きく刻印が押された気がした。おめでとうございます。
 水滸会で戸田先生がよくおっしゃっるおことばに『卒に将たるは易く、将に将たるは難し』とあります。諸君は、自分を未完成の者として、みがいていかなくてはならない。
 学会は指導者であり、命令主義ではない。部員の幸福を考えて、真心をもって自分以上の人材にするところに幹部の真の値打ちがある。先生は『青年は短兵急で、会合があると仕事を休んだりする』と心配されておられる。部員が安心しきって、社会的にも、職場でも、仕事をしていけるように、具体的に納得のいくように指導してほしい。
 かつて関ケ原の戦いで大阪方についた長州・薩摩が負けた。幕末には、その長州・薩摩が幕府を倒した。不思議な因果である。同様に、日蓮正宗は戦争中弾圧され、幹部は牢獄につながれた結果、正法に反対して何百万人もの人が戦場へかり出され、地獄の苦をなめたのである。
 最近、岸さんが東南アジアへ出かけたが、これは将来、学会が東洋へ伸びる露払いのように私は思う。今後、諸君は、仏のお使いとして楽土建設に悔いのない一生をすごしていってほしいと思う。(当時、参謀室長)

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