Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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冥の照覧を信ずべし 男子部幹部会

1957.1.17 「会長講演集」第3巻

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1  私は、きのう、雪の北海道から帰ってまいりましたが、北海道の青年も元気に戦っております。二里も三里もあるところへ、電車にも乗らずに歩いて御本尊送りに行き、あるおばあさんは、山越え野越え、雪をおしわけて折伏をしてきたという話を聞くにつけ、信心とはこわいものだと感じました。いったい、だれがほんとうの信心をやっているのか、わからないのであります。
 日蓮大聖人様は『冥の照覧恥かしからざらんや地獄の苦み恐るべし恐るべし』とおおせになっておられます。どういう要領でうまくみせようとしても、御本尊様はジッと見ていらっしゃる。また生まれたときから、われわれといっしょに住むという倶生神もちゃんとみている。真心こめて御本尊様にお仕え申し上げなければならない。
 大白蓮華の年頭の辞に、戸田先生は、希望をもって進めとおおせですが、大半の人は希望を捨てるのです。自分も希望をもち、人にも希望を与えてください。一年というのは、大きな人生の節です。一年のあいだに、多くの人が退転し、また同じ一年に考えられぬほどの功徳を受ける人もあり、大きく飛躍する人もあります。
 私も、ことしは青年部一本で、青年部長、男子部長を守り、全国を指導してまわるつもりであります。願わくは、学会の内外を通じて『日本の国に男子青年部があれば末たのもしい』とみられるような青年部を、ともに築いていこうではありませんか。(当時、参謀室長)

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