Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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東洋を救う日蓮正宗 第5回男子部総会

1956.12.23 「会長講演集」第3巻

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1  近代日本の思想をかえりみるとき、儒教思想が指導理念とされてきたが、帝国主義の哲学でクサビを打たれ力を失った。帝国主義は、資本主義または唯物哲学のクサビを打たれて滅した。
 だが、政治・経済・文化はもとより、すべての哲学を指導していくものは、日蓮正宗の哲学であります。この東洋仏法の真髄であり、日蓮正宗によって、五十万世帯の人々が物心ともに幸福になっている事実は、まさしく今後の日本の、また東洋、世界の指導理念が、日蓮正宗であることを証明している。
 学会は世間から暴力宗教と呼ばれているが、それなら私も諸君も暴力をふるわれて信心したおぼえがあるかといいたい。この暴力宗教の名称こそ、まさしく日蓮大聖人様の予言である三類の強敵という意味をはらんだ異名であると思う。しかし、会長先生が、あくまでも慈悲と道理をもって日本民族を救わなくてはならないとおおせのごとく、青年訓、国士訓を自覚し、実戦していくことこそ、真実の男子青年部員であります。
 いま、目を外に転じますときに、なんら学会には関係ありませんが、身延の管長のむすこだった石橋氏が首相になられたわけでありますが、もし身延に信心があり、身延に大聖人様の仏法があり、大聖人様の御予言に生きていたとするならば、石橋氏が首相になったときこそ、広布を標榜するときであるにもかかわらず、なんらの機運もなく、党利党略のみを考えて、ひとつも信心がないという姿は、身延の宗教には大聖人様の御精神がないという証明なのです。
 雑草は先に伸びますが、本物の木は、きっとその雑草のなかに伸びる。これと同じに、邪宗教は先にひろまる。同じく、いま、身延を代表した内閣が組織されることは、まさしく戒壇建立の暁にはわが学会員にとり、かつ、わが男子青年部の手によって内閣を結成して、王仏冥合を、大聖人様の御予言を達成すべき瑞相ともいえるのではないかと思います。(当時、参謀室長)

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