Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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一支部一部隊結成に際し 青年部総会

1954.4.29 「会長講演集」第3巻

前後
1  青年部の活動は、停滞することなく進歩に進歩を加えており、また時代とともに悔いなき闘争を重ねてまいりました。学会もまた広宣流布に移りゆくそのなかに、われわれ青年部に毅然たるものを要求し、青年部もまた、これが達成に全力をあげ、本日ここに、その要求にこたえて、一支部一部隊という発展を遂げたのである。
 われわれ全学会青年部は、会長の手駒であり、数年来、訓練を重ねてきて、いまここに三十部隊という結成をみました。この新部隊結成が、新段階の意義であります。残るは、ただいま授与された各部隊旗を高く掲げ、会長の意思のもと、宗教革命の戦野に、ひとりひとりその目的に若き命を燃やす以外にありません。
 いま、七百年前にさかのぼりますれば、日蓮大聖人様が御本懐を遂げる日までねじつに、からだに影の備われるように御給仕申し上げた方は、開山日興上人様でありました。大聖人様門下のお弟子も、皆、若き青年であり、つねに大聖人様を守ったのであります。闘争の一端は、天奏の途上、垂井にて御遷化あそばされた日目聖人様がいらっしゃいます。
 いま、われわれは、ここに東洋広宣流布は三十部隊の力なくしてはできないことを自覚しなければなりません。それには、男子部は男子部長のもと、女子部は女子部長を中心として結集し、命令の線を徹底し、部隊長は若き情熱と気迫をもって人材たる自覚に立ち、訓練の強化ならびに、あくまで精鋭主義を徹底し、機敏なる行動、盤石なる組織をもって、人材の城を築かれんことを願います。
 今後は、あくまで平和主義を守り、偉大なる三十部隊をつくってもらいたいのであります。また大衆を指導していくだけの力をもっていただきたいと思います。これを指導するりっぱな力と、敏速なる機動力をもっていただきたい。
 戸田先生は、生きているあいだに七十五万世帯の折伏達成できずば、骨を品川沖に捨てよとおっしゃったが、断じて品川沖に流してはならないのが、今回の三十部隊結成の意義なのであります。(当時、参謀室長)

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