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日蓮大聖人・池田大作

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参謀室設置の意義 男子部幹部会

1954.4.1 「会長講演集」第3巻

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1  花咲き、鳥歌う春がやってきた。よき時候とマッチして、新部隊長が任命されたことに対し、旧部隊長としてお祝いを申します。
 北条、森田両参謀より、新組織の意義、総会登山の意義が話されたが、新部隊長は事実をあくまでも見通し、日蓮大聖人様より御命令を受けて末法濁悪の世、地涌の菩薩の棟梁として、広宣流布の日まで闘争を推進させ、広宣流布のときまで、身命を賭さんとする信心に立ってもらいたいと思う。
 部隊長は、弱い部隊員ではなく、なんらの卑屈もなく『南無妙法蓮華経は師子吼の如し』のごとく大勇猛心、大勇気に立ってもらいたい。同じく幹部諸君も、強い意思もって、より以上に新部隊長に協力をなし、若き先駆者の位置を推進されたい。
 さて、参謀室の意義を申し述べてみる。部長はじめ四人の部隊長が、今後のありかた、今後の組織の運営のありかたについて討議される参謀本部にはいり、女子四人がこれに加わり、参謀室によって広宣流布百年の大計をはかり、あと広宣流布を二十余年間に成就しなければならなぬのは目前に迫った。
 広宣流布という戦いは、青年部でやらねばならぬときがきた。ここに、参謀室が要求され、設置されたのである。この参謀室には、前男子四部隊長に、女子部は石田前大幹部、山浦前部長、口、北条の両前部隊長が加わり、合計八名がはいった。
 参謀室の任務は、あくまでも広宣流布成就の青年部の立法機関であり、十五部隊は行政機関である。また参謀室は大本営であり、各部隊長は部将であり、将軍である。新しき闘争は民衆を相手とするものであり、広宣流布遂行途上に起こる大衆性の問題、政治、経済等、あらゆるいっさいの源泉の命令は、参謀室より発せられる。その命令をば、男子部直結に行動、成就していく。
 参謀室があっても、行動の部隊がなければ有名無実であり、逆に部隊があっても参謀室がなければならぬ。国会は立法機関であり、内閣は行政機関であり、行動と立法の関係となっているごとくである。この意味において、参謀室と部隊長とは深い関係がある。ゆえに、あくまでも参謀と部隊長は血脈のある関連性をもち、立法行動の新組織を推進させねばならぬ。
 広宣流布への戸田会長先生の御意志を受け継いで、しっかりと基礎をつくった参謀室の意義を申しました。どうか各部隊長のもと、勇躍結集して、広宣流布は青年部の手で、あと二十数年で成すのだとの決意でもって大闘争されたい。(当時、参謀室長)

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