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第15回本部幹部会 大客殿御供養を達成して

1961.7.27 「会長講演集」第2巻

前後
1  暑い七月度におきまして、信心の指導、また御供養の活動に、全員そろって活動していただき、まことに御苦労さまでございました。
 御供養の御報告につきましては、ただいま、柏原理事から詳細に御報告があったとおりでごさいます。
 柏原先生は参議院議員で、月給は十万円前後で、億、千の数字を数えたことがないので、たいへん間違えて恐縮でございました。
 ただいま、理事長からもお話がありましたごとく、私ども責任者として、皆さん方が、御期待しているとおりの『世紀の大殿堂・大客殿』を建立し、入仏落慶の儀式の時には、皆さん方ひとり残らず物心ともの功徳を積みきって、私ども創価学会員は、全世界第一の幸福者であるという姿をもって、総登山しようではございませんか。
 また、目標をはるかに突破して、三十二億という御供養が集まったわけでございますが、大客殿にその御供養の一部をさき、あと残った御供養にたいしましては、猊下ともお話し合いをしてまいりましたが、三門、そして黒門の間に、もう本山で土地を購入してありますゆえに、広宣流布の時には、今の何倍かの登山者が予想されることは明らかでございます。そのところに、むずかしくいえば総坊、簡単にいえば宿坊、近代建築で、一むね二千人ないし三千人が泊まれる、いっさいの設備をほどこして、予算も一むね二億前後かかると思いますが、その宿坊を六むね造らせていただきたいと思うのでございます。
 また、そのほか、猊下の御命令どおり一閻浮提の戒壇の霊地としてふさわしく、たくさんの本山の周辺に土地を買い、そして厨房、それから全国に末寺を何百と建立し、いっさい、残った御供養をぜんぶ、私は猊下に、総本山に差し上げる決意でございますゆえに、いっさい、私にお任せを願いたいと思うのでございます。
 また、私は、理事の先生方とよく相談し、猊下の御内意を受けながら、皆さま方を代表して、私どもは大功徳を受けんがために、猊下に御奉公申し上げることを、さらに、ここの席上において決意を申し述べまして、私のあいさつにかえさせていただきます。
 どうかまた、伝統の八月において、生活闘争に、仏道修行にしっかりがんばって、八月の幹部会の時には全員が元気いっぱいの姿で、また本部幹部会を開催し、お目にかかりたいと思います。本日は御苦労さまでした。

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