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女子部幹部会 教養ある女性に

1961.7.10 「会長講演集」第2巻

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1  今、世界的に有名なことばになっているひとつに『革命』ということばがあります。私は別に百科辞典にその解釈を求めて解釈をしたわけではありませんが、ふつう『革命』というと、すぐに『暴力』や『悲惨』を連想するものであります。私の我見から申し上げれば『革命』ということばを分析した場合『命をあらためる』と書いてあります。
 したがって、いままで言われている、彼の悲惨な暴力の革命は、私のほんとうの意味の革命ではないと思います。真実の革命は、いま、私どもが大御本尊様を奉持して、日夜題目をあげ、人間革命にいそしんで仏界を湧現して、生活を楽しくしていく革命こそが、私は真実の革命の理想であると思うのです。
 したがって、皆さん方が、人間革命にいそしんでおります。これから、まず結婚生活にはいっていかれます。さまざまな境遇にはいっていかれるであろうと思います。いずれにしても、御本尊様をたもちきったものは、絶対、幸福になることは、間違いないわけです。
 また、皆さん方をバカにし、批判した人は、地獄へ落ちていくことも、仏の金言に照らし、事実の体験に照らして間違いないわけです。そこで、ある人は将来、日蓮正宗創価学会の大信者として、外交官の奥さんになる人もあるかもしれません。ある人は、大臣級の奥さん方になる人もあるかもしれません。またある人は、庶民的な、そして幸福な、一平凡な奥さんとして広宣流布にいそしんでいく人があるかもしれません。
 かつて、戸田先生が、女子部の最高の幹部を養成していく場合に、皆さん方が、りっぱな主人をもち、世界に雄飛して、世界の分布に、あらゆる立場で奔走していく時に、主人に随行して、奥さんとなって行くであろう。その時になって、向こうの外交官や、一流の人々と会って、すぐに、キャンキャン、キャンキャン、折伏ばかりしていくような女性は、愚かな女性である。折伏のことしか話せないで、あとのことは、なにも話せないような女性であってはならないという指導をなされておったことを伺っております。
 そういうような場合は、大事な仏法のことは主人に任せ、奥さんのほうは、いざという場合はあくまでも仏法が根本となりますが『悠々と、おおらかな気持ちで「竹取物語」を「かぐや姫」の話をしてあげられるような日本女性でなくてはならないであろう』と申されたことがあります。
 今、皆さん方、幹部の方々に私が要望申し上げることは、第一にも、第二にも信用根本でありますが、大生命哲学を心肝に染めて、どういう階層と会っても、話しても、悠々と、なんでも論じきっていける女性になっていただきたいのであります。
 また、来月の女子部の幹部会に、いちだんと成長され、美しくなり、元気いっぱいの姿で、この会場でおめにかかりたいと思います。御苦労さまでした。

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