Nichiren・Ikeda
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入仏落慶式
伊東の学会員に望む
1961.6.2 「会長講演集」第2巻
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1 伊東の同志の皆さん、たいへんにしばらくでございました。皆さん方の元気な姿を拝見いたしまして、私も非常に喜んでおります。
ことしは、佐渡にも、新寺院を日達猊下に御供養することができます。また、本日は、さきほどからお話のありましたごとく、大聖人様にゆかりの深い伊豆の地に新寺院を建立し、御供養申し上げたことは、私ども日蓮正宗創価学会員として、もっとも感激し、もっとも名誉としてよいことであると、私は信ずるのであります。
伊豆の地は、この伊東の海は、アメリカに、南米につながるところであります。そして佐渡の地は、佐渡の海は、朝鮮、中共、東南アジアへ通ずる海であります。深い深い大聖人様のおんふるまいをば、今、日蓮正宗創価学会は、全魂を打ち込んで実践をしております。
創価学会のふるまい、広宣流布の前進をば、日蓮大聖人様は、そして日達上人猊下は、もっともお喜びくださっていると、私は堅く信ずるのであります。
さきほど柏原先生の話にもありましたが、この伊東の地は、牧口先生、そして戸田先生が全魂を打ち込んで、法戦をなされた戦場であります。
私が悲しいことは、全国作戦にあたって、どこの地も充実しきっている現状でありますが、いままで伊東の地は、かげろうのような、幽霊のような、なんとなく、すっきりしないことを知っておりました。感じてもおりました。
今、ここに集まっている皆さん方にこのことを申し上げるのではありませんが、願わくは、大聖人様の御金言に、そのままかなっている日蓮正宗創価学会の、この学会精神をば、貫きとおして、成仏を願っていただきたいと、私は訴えます。
理事長、副理事長からも話がありましたごとく、この伊東の地にたいしては、牧口先生、戸田先生の御恩に報ずるためにも、第三代の会長として、私は全力をあげて、この地をば高橋支部長にも頼み、きょう集まった皆さん方にも頼んで、きょうから日本一強い団結の支部にしたいことを念願しているしだいでありますから、御協力をしていただきたいと思うのであります。
皆さま方の御健闘と御健康を心からお祈り申し上げて、私の皆さん方にたいする激励のことばといたします。