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東北三総支部結成大会 明るく力強い学会の団結

1961.5.17 「会長講演集」第2巻

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1  日夜たいへんに活躍なされ、私は心から御苦労さまでございますと申し上げます。私は江戸っ子でありますから、皆さん方が一生懸命自分のためにも、広宣流布のためにも活躍をしてくださっておることにたいして、私はなんでも差し上げたい気持ちです。ですけれども、小さい家が一軒と、あとは子供しかおりませんので、何も差し上げるものがありませんから、大御本尊様から、おのおのの信力、行力に応じて思う存分ごほうびをいただいていただきたいと、私は思います。
 昨日、定例の男子青年部の幹部会が台東体育館でありました。久しぶりで、理事長はじめ理事の方々といっしょに出席をいたしました。その席上、ある有名な作家が学会の様子を知りたいと申して、出席をいたしました。その帰りに『いままでの日本の国に、これほどの明るい、力強い団結のある会合を見たことがありませんでした』と、言っておりました。なにも台東体育館だけで、そういう会合を、わが創価学会はしているのではありません。ひと晩に何か所、何十か所、一年を通じて何百回となく、こういう会合を開いているのが、現実の日蓮正宗創価学会の姿であります。
 したがって、世の指導者階級が、この席上でもいいです。まごころこめて、日本民衆の幸福を、平和を考えている人がきたとするならば『ああ、これで日本の国も安泰である。平和になっていく。幸福は間違いない』と、大きく境涯を開き、自分自身を見通していく指導者でなければ、真の指導者はないと、私は思います。
 したがって、大勢の指導者をこの席上へ呼んであげたいと思うのです。だが、なかなかそういうわけにはいきません。きませんし、反対に創価学会のことを、やきもちをやき、怨嫉して悪いことばかり陰で言うような、小人物の指導者が多いのが日本の国の現状なのです。したがって私は、皆さん方が、大哲学をひっさげ、大御本尊様を根本として、世の指導者にすくすくと成長していただきたいと思うのであります。
 もっとも世の中を不幸にしている本源は、邪宗邪義であることはいうまでもありません。大勢の純真なる民衆が、信者が、教祖のドレイになって、何も知らず、一生懸命に幸福になろうと思っておりながら、地獄に落ち、生活を破壊し、生命力を弱まらせ、一家をくずして、そして教祖だけに金をもうけられて、一生をむなしく過ごしてきているのが邪宗教の現状であります。今、正しい宗教にめざめ、大聖人様の弟子として、幸福な生活を樹立することができたわが創価学会員は、スクラムを組んで、タンクのような強い前進をして、全邪宗邪義をぜんぶ押しつぶしていこうではありませんか。
 そして、純真で、ふしあわせな、何も知らない大衆を、民衆を、一日も早く大御本尊様の大功徳に浴するように、私どもが一日一日、たゆまずがんばってまいりましょう。
 最後に、皆さん方が三総支部長を中心にして、より以上しあわせに、より以上戦いやすく、幸福になられんことを心から切望申し上げまして、私の話といたします。御健闘を祈ります。

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