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沖縄総支部結成大会 沖縄の学会員に与う

1961.5.13 「会長講演集」第2巻

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1  沖縄の同志の皆さん、たいへんにしばらくでございました。また、本日は、総支部結成、私も心の底からおめでとうございますと申し上げます。
 皆さん方に御相談したいことは、さきほど北条副理事長からも話がありましたが、きのうの地区部長会で、地区部長さん方とは、皆さん方を代表した立場で、懇談をし、決めたのですが、七月にこの地で市議会議員の選挙があります。広宣流布のためにも、また沖縄の市民のためにも、皆さん方を守るためにも、私はふたりの人を推薦したいと思う。どうか広宣流布のために、沖縄の人々のために、皆さん方の代表として、悠々と、楽しく、最高当選されんことを祈っております。
 恩師戸田先生が会長に就任なされて全国へ大折伏の駒を進められた時に、つねづね申されておったことばは『この御本尊様をしっかり受持して、一年間、朝晩の勤行をまじめに実践し、月一世帯の折伏をしきってごらんなさい。今の悩みが、ぜんぶ解決する。もしか一年目にまたわしがくるから、もしもその時にわしのいったとおり実践し、実行して願いがかなわなかったならば、丸太棒をもってきて、めちゃくちゃに自分をなぐれ。気のすむようにしたまえ。ほんとうならば首をあげたいけれども、こんな首をもらっても迷惑だろうから、丸太棒でひっぱたいたほうが、よっぽど気持ちかいいだろうから』ということでありました。そして、今日の学会の大発展をみたのでありますが、皆さん方が真実に宿命転換をしたいと考えるならば、信心は実行です。きょうの悩みを、一年間の信仰ですから、雄々しく宿命打開のために、実践されんことを、私はかさねて申し上げるしだいであります。
 観念論や抽象論や、修養や、あきらめ、諦観や感情論では、私どもの絶対の幸福はつかめない。ただ一つ、太陽が宇宙に一つであるがごとく、一国に国王がひとりであるごとく、末法今時においては、日蓮正宗の三大秘法の御本尊様以外にない。
 あとは私どもの強い強い信力・行力、すなわち題目を声高らかにあげながら、信心即生活をしていくところに、真実の幸福生活が達成できるのであります。
 大聖人様の仏法の目的は、私どもがこの地球上で、物心とものしあわせを築いて、一生涯楽しみきってこの人生を終わりなさい、永遠に楽しみきって、人生を生きていくのであるとの教えであります。自分のこのままの境遇で、本有常住、常寂光土を築いていく、しあわせになりきっていく。これが大聖人様の教えなのであります。したがって、皆さま方も私どもも、同じく大御本尊様を受持する身として、物心ともの大功徳を受けんがために、宿命と戦っていっていただきたい。
 そして私が皆さん方にもうひとつ提案することは、一年に一度か二度ぐらいは、悠々と富士の大石寺に登山をする、また東京の本部へ遊びにくる、または北海道の本部へ、九州の本部へ、中国の本部へ、東北の本部へ、御夫婦で、親子で、休みを利用しながら、休暇を利用しながら、楽しんで指導にき、いっしょにその同志と一夜を明かす、そういうような皆さん方になっていただきたいと、私は念願するのです。
 また、それだれけではなくして、十年、二十年、三十年と信心を貫きとおし、一度ぐらいは貧乏してみたいものである、一度ぐらいは病気になって休んでみたいものであるというような幸福な姿になって、銀婚式や金婚式には、日本ではなくして、ヨーロッパへ、アメリカへ、東南アジアへ、ソビエトへ、中共へと、御夫婦で楽しく、世界一周をせられるような、人生になっていただきたいのであります。
 それには、しっかりお題目をあげて、そして現状においては、まず男性は人の二倍、三倍働いて、わが妻、子供には、なにひとつ不自由をさせないというような、力強い男性にならなければならないし、また奥さんのほうは、信心は強く、ただし、ご主人、子供にたいしては、やさしい思いやりのある、そして美しい奥さん、おかあさんになっていく人間革命をしていただきたい。以上、念願申し上げまして、私の話といたします。くれぐれも皆さん方の御健闘を祈っております。
 また、きのう発表いたしましたが、皆さん方におみやげとして、りっぱな、モダンな総支部会館を建設することになりましたから、差し上げることになりましたから、この入仏落慶式の時には、また私りどもがまいる予定にしておりますから。またきますからと言うと、約束破ってなんだ、あの会長はウソをつくと言われてりも困りますから、予定にしておきます。それまでお元気でがんばってください。

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