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日蓮大聖人・池田大作

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第23回総会 学会は世界の太陽

1961.5.3 「会長講演集」第2巻

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1  もったいなくも、総本山より日達上人猊下をお迎え申し上げ、第二十三回総会を、全国の同志を代表して集まられた幹部の皆さん方と、元気いっぱいに開催できましたことを私は心より喜ぶものでございます。
 さぞや恩師戸田城聖先生も、霊山におかれて『あっぱれ、わが育てた弟子よ!』と莞爾としておられることと、私は堅く信ずるものでございます。
 世界をみて、日蓮正宗創価学会のごとく、大哲学をひっさげ、真実に不幸の人の味方となって、慈悲をもち、確信をもち、鉄の団結をもって進んでいる団体が、政党が、教団が、どこにあるかと、私は叫びたいのであります。
 すなわち、創価学会は『日本の柱』であり『世界の太陽』であると、私は叫びたいのであります。わが日蓮正宗創価学会をおいて、絶対に真の大衆の味方になって、真に本源的に、日本民族を救う団体はないということを自覚して進んでいこうではありませんか。
 かつて、涅槃経に説かれた『正法を設ける覚徳比丘あり、その比丘を守る有徳王あり、この有徳王は邪宗教と戦闘して、全身に芥子も残らぬほどの傷を受け、最後まで戦いきった』という経文(立正安国論二八㌻)があります。今、創価学会の私どもは、日夜、朝な夕な、不幸な人々を救おうと折伏に励み、また教学に、座談会に、支部結成に励み、総本山を、日達猊下をお守り申し上げているその精神、そのすがた、その方程式こそ、有徳王の精神であり、有徳王のすがたであると、私は信ずるのであります。
 昨年のきょう、この壇上において、日達上人猊下より『詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん』とのおことばを、あなたに差し上げるものである』というおことばを、ちょうだいいたしましたが、今、私も、そのおことばをもう一度わが胸に刻んで、親愛なる皆さま方の絶大なるご協力を受けて、来年の五月三日を目ざして、もう一歩前進の指揮をとっていく決意でございます。
 願わくは、勝って兜の緒をしめつつ、広宣流布を目ざして、私どもは大御本尊様を抱きしめ、諸天の加護を信じ、勝って勝って勝ち抜き、貫き通していこうではありませんか。
 以上申し上げまして、ひとこと、ごあいさつにかえさせていただきます。

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