Nichiren・Ikeda
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第10回本部幹部会
教学を身につけよ
1961.2.25 「会長講演集」第2巻
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1 二月度は、また、たいへんに御苦労さまでございました。東南アジアにおける旅行につきましては、ただいままで種々お話がありましたゆえに、省略をざていただきますが、ただひとつ、このたびの東南アジアの旅行をとおし、日達上人猊下様は、非常にお元気でいらっしゃって、私も青年会長でありますけれども、たじたじになるぐらい猊下様ののお元気なお姿を拝見し、また、本日のお元気なお姿を目のあたりに見まして、この日達上人猊下様のお力、お姿こそ日蓮正宗の大仏法が、さらにさらに大発展をしていく御姿であると、私は思います。
三月度は、十何万人のの人が教学試験をする月にはいりました。したがって皆さん方の頭も、非常に忙しいのではないかと思っております。
試験が受かってもいばらない。また、試験に落ちても卑屈にならないで、一生涯、日蓮大聖人様の大生命哲学をしっかりと勉強しきっていただきたいとおもいます。
日蓮大聖人様の大仏法は、全思想界、全哲学を討究しても、世界最高の大哲学であり、大思想であり、永遠不滅の大仏法であることだけは、確信をもって進んでいただきたいと思います。したがって、大聖人様の仏法を心肝に染めきっていただきたいと思います。
そして、その仏法を根底として、あらゆる思想、あらゆる社会学、新聞紙上のこと、そのほか、いろいろいの思想、哲学というものを見おろして、悠々と指導しきっていく、悠々と論破しきっていくという強い強い信心のうえに立ち、深い深い教学を身につけていくべき幹部に育っていただきたいと思います。