Nichiren・Ikeda
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帰国のあいさつ
渡印の大任を果たして
1961.2.14 「会長講演集」第2巻
前後
1 日達上人猊下におかせられましては、出発よりお帰りになるまで、しごく、お元気であらせられまして、私も今回の旅行の、いちおうの大任を、果たさせていただいたことを、名誉と思い、また、ありがたく思っております。
ブダガヤにおける、三大秘法抄を埋める儀式においては、とくに猊下はお力強く、全世界にわたらんほどのお力強い御声で、願文をお読みくださいました。また、唱題供養をあそばされました。
また、恩師戸田先生がなくなる寸前まで『総本山へ大客殿の供養をせよ。その時には、ガンジス川の砂とじゃりを』とのおおせがございましたが、今回、猊下のお供をいたしまして、ガンジス川にも行きました。
このことを恩師戸田先生に御報告することが、また、私の第二の名誉であり、ありがたいきわみであると思っております。今後も、猊下に、また総本山に、いっそうの御奉公を申し上げ、不幸なアジアの民に、偉大なる大仏法の光を与えきっていく心を新たにいたしました。
以上、かんたんでございますが、御報告を申し上げまして、あいさつに代えさせていただきます。
本日はまことにありがとうございました。