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日蓮大聖人・池田大作

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初勤行 広布大願の御本尊様

1961.1.1 「会長講演集」第2巻

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1  ただいま、皆さまとともに勤行いたしました御本尊様は、恩師戸田城聖先生が昭和二十六年五月三日、会長に就任なされた、人類救済の決意をもって立ち上がられた、その時に、御法主上人にお願い申し上げて、お下げ渡しのあった御本尊様でございます。創価学会常住の御本尊様でございます。
 この御本尊様の脇書に、ごらんのように『大法弘通慈折広宣流布大願成就』とおしたためでございます。七百年来、このような日蓮大聖人様の御命令である広宣流布をめざして立ち上がった信者は、戸田城聖先生おひとりであったのです。また、このような常住御本尊様をいただいた教団は、七百年来ないのであります。
 創価学会の目的は、あくまでも広宣流布です。また、広宣流布ということは、まず創価学会員が物心ともにしあわせになりきっていく姿が広宣流布に通じます。自分も幸福になり、また人の幸福を願っていくという心、それが学会精神であると思うのです。
 戸田先生がなくなる最後の御遺言の信心の指針として『一家和楽の信心』『各人が幸福をつかみきれる信心、すなわち幸福を確立しきる信心』また『難を乗り越える信心』とお示しくださいました。この三つの信心の指針について、私にかわって、なにとぞ、大幹部の皆さん方は、ひとりひとり全支部員を幸福に指導しきっていただきたいと思います。
 どうか来年の初勤行の時にも、きょう集まった方々は、ひとり残らず元気で出席できるよう、がんばっていただきたい。
 ことし一年のあいことばとして『勝って兜の緒をしめよ』ということを胸に刻んで進んでいただきたいと思います。
 以上をもって、私の年頭のあいさつとします。

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