Nichiren・Ikeda
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第8回本部幹部会
楽しい会合を
1960.12.21 「会長講演集」第1巻
前後
1 本年は、たいへんに忙しい一年でございましたが、よく皆さん方は、戦ってくださいました。まことに御苦労さまでございました。
大聖人様のおおせどおりに私どもは進んでおります。御金言どおりに進んでいる私ども、皆さん方に、大御本尊様から功徳をいただけないわけもありませんし、諸天善神の加護もあることは当然であります。仏になることも、私は絶対であると信ずるのであります。
大聖人様は、また戸田先生は『愚人にほめらるるは第一の恥なり、大聖にほめらるるは一生の名誉なり』と申されておりますが、だれびとが批判しようとも、悪口を言おうとも、あくまでも、信心第一に、大聖人様のおおせをひとすじに、来年もまた、楽しく、力強く団結して、仏道修行に励んでいこうではありませんか。
前三後一の方程式によりまして、一月度は九月度と同じく、信心指導の徹底を第一義として根本として、また進んでいっていただきたいとお願い申し上げます。
信心指導にあたっては、大御本尊様の絶対なる功徳に対しては大確信をもち、情熱をもって、言いきっていっていただきたいことは当然でありますが、また、その人の悩み、その人のことを考えて、親切に、具体的に、納得のいくまで忍耐強く、指導の任にあたっていただきたいと切望するわけでこざいます。
本尊流布にあたって、ある地区、ある支部においては、思うようにたくさん不幸の人を救えた。ある地区、ある支部においては思ったように本尊流布ができなかった、さまざまの姿が今後においてもあると思いますが、いずれにせよ、まじめに、そして真剣にやって『これだけの本尊流布ができた。これだけ不幸の人が救えた。みんなで喜ぼう、よかったね』と言いきれる、またそのように、ほめたたえていける幹部の皆さんであっていただきたいと私は思います。
どうか、私ども幹部が行った会合、世界にあっては、仏道修行における、峻厳な真剣さは根本ではありますけれども、ぜんぶの会合が、楽しい、おもしろい、といっても有意義である、笑いがいつも絶えないというような会合を、来年一年、日本全国、学会員の会合のところ、津々浦々で、そのような喜びが発散できるよう進んでいきたいと思います。
最後に、どうかよいお正月をお迎えになられて、来年の十二月の幹部会のときには、大御本尊様の御前で『こんなに一年間で成長いたしました』『功徳を受けました』『家庭革命ができました』と、喜んで、堂々と御報告のできるように、飛躍をされんことを心から念願申し上げまして私の話とさせていただきます。御苦労さまでした。