Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

大納骨堂落成式 墓地問題

1960.12.1 「会長講演集」第1巻

前後
1  いまや総本山は日達上人の御慈悲によりまして、着々と広宣流布の構想が完成されつつございます。そのひとこまとして、本日また、十二角堂ならびに大納骨堂が落成しまして、私どもも、信者としてうれしくもあり、安心をしているしだいでございます。
 恩師戸田城聖先生は、もしも、七十五万世帯の折伏ができなかったならば、自分の骨は品川の沖に捨てよと命ぜられました。今、私は、先生のような確信を申し上げることはできませんが、恩師のその精神が、学会精神であると、私は確信しております。
 この大勢の学会員を日蓮正宗の信者のためを思って、御法主上人猊下が、このようにりっぱな納骨堂をおつくりくださったことに対して、まことに感謝にたえないものでございます。
 なお、三年ほど前から、惹起した墓地問題に対しては、日蓮正宗創価学会は全力をあげて戦ってまいりました。かの邪宗連合軍は、仏法のうえでも、国法のうえでも、陰険きわまりない策動をもって、道門増上慢と現われ、また、僣聖増上慢と現われて、おそいかかってきておったのであります。
 現在では行政訴訟にもなっております。大御本尊様のお力により、また、日達上人猊下の御慈悲、創価学会の全力の団結によって、仏法上においても、国法上においても、絶対に墓地問題は創価学会の大勝利になるということだけは、はっきりしていると断言するものでございます。
 そのような闘争があるさいに、猊下様が機先を制して、どういうふうになっても、全信徒よ安心せよとのおぼしめしででき上がったのが、この大納骨堂であると拝するものでございます。猊下の御慈悲にこたえて、わが創価学会一同、より以上、勇気をもって、大御本尊様の御もとへ、不幸の人々を導いていくという車引きになって、また、あすよりがんばっていこうではありませんか。

1
1